小悪魔逝き地獄-融

坂井ちゃんにキスをする

本当はわたしに抱きつきたいのだろう

ただ　ベッドの上に縛られた手が

それを邪魔する

思うように動かない身体

そのまどろっこさと

確かに身体に送り込まれる快感

その誤差が彼女をまた狂わす


「はっ」

坂井ちゃんがわたしを見る

その理由はわたしの指

その指が照準として捉えた場所

指先を押し付ける

あそこから流れでた液が

潤滑油になってすんなりと吸い込まれていく

「あっぅぅ」

ここにも種は仕込んである

まっさらに近い状態だった子

何色にでも染まってしまう

指を二本

深く差し込む

そしてお腹側の壁をゆっくりと

掻き出すように入り口に

いや中に入った以上出口か

出口に向かい

その寸前で指は伸ばされ

また　奥へと深く進み

また掻き出すように手前に

「ふっ　ふあぁぁぁぁ」

あそこがヒクヒクしてる

そういえばお尻とあそこでは

イキ方が違うとか聞いたことがある

まあ　これも個人差があるのだろうが

とにかく坂井ちゃんは間違いなくここでも感じる

そしてここでもいける


「だめ　も、もう」

小刻みに腰をゆすっている

「こ、これ以上いったら　　もう」

「まだ30回くらいあるよ」

実際は　今　何回いったのか数えてなかった

まあ　適当に言ってみただけ

「30、そんなにいったらおかしくなっちゃう」

「それが目的だから」

「えっ」

「だから覚悟しなさいって言ったでしょ」

「む、むり」

そういう言葉は無視して

指を引き抜く

このままだと雑菌が気になるので

坂井ちゃんのお尻にバイブを入れる

「んあああああっ」

とりあえず強にスイッチは設定

「ちょっと　手を洗ってくるね」


そう言って一階へ

ゆうこがタバコを吸っていた

「なしたん・・・？」

「ん　指を洗いに来た」

「指って・・・？」

「うんちついてたら汚いっしょ」

「うんちって・・・」

「うん　君も先日解禁したとこ」

「うーん・・・」

なんか複雑そうな顔

ゆうこは先日まで　お尻にはトラウマがあった

ただ　坂井ちゃんはお尻も体験してて

自分はお尻はない

なんとなく対抗心からか

自分からしてと申し出てきた

とりあえずしたが

ゆうこ自身　あまり趣味じゃなさそうなのと

わたしも　アナルはあまり趣味じゃない

お風呂場でなら　即洗えるからいいが

他では今のように

指を洗うため中断を余儀なくされる

流れがとめられてしまうのが本意ではない

そう言いながらタバコを吸う

上では坂井ちゃんが結構いってるだろう

バイブついでに

あそこにローターを2つ入れておいた

結構　これってくるものがあるらしい

「あのさ　相談なんだが」

ゆうこに耳打ちをする

「えっ・・・そんなの」

「でも君もやられたわけだし」

「そうだけど・・・」

「バランス的にはチャラでしょ」

「うーん・・・」

「じゃ　あとで呼ぶから」

「わかった・・・」


そして部屋に戻る

「あぅぅぅ　もう　だめ」

「何回くらいいった？」

「わかんない」

「じゃカウント出来ないね」

あそこにかけておいたバスタオルを取る

「ふむ　もらしたね」

「あうん　ごめんなさい」

まあ　予測していたから

バスタオルをおいておいたのだが

下にいる間

ひとりで悶えていた坂井ちゃん

尿意に耐えられず失禁したらしい

ただ　この重さ

一回じゃないな

ウエットティッシュで軽く拭き取ってあげる

「じゃ　続きいこうか」

「だめ　もう　おかしくなっちゃ　うああ」

クリを剥き舌でつつく

「んあっ　だめええ　おかしくなっちゃう」

無視して舐める

「んっ　あっあっ　いっ　ああああ」

口をパクパクさせながらぐったりとする

かなり限界に近いのがわかる

ゆうこはここらで確か壊れたっけ

そろそろ最終ステージに入るか

と　余裕もってるふりしてるが

実は　わたしも臨界

あまりの見事な坂井ちゃんのいきっぷりに

かなり元気になってしまった

このまま坂井ちゃんに出してしまいたい気がしたが

そこは自分ルールが許さない

まあ　そのための策は考えた

携帯で下にいるゆうこに電話

「ほんとにやるの・・・」

「うん　これ見て」

「うっ　なんか・・・」

「もう　限界でね」

坂井ちゃんを見る

もう　視線が安定してない

わたしたちの会話も聞こえてないような

時々　ビクンと軽く達してる感じだ

もう　理性はなくなってる

ただ　身体だけが刺激を待っている

そんな気がする


小悪魔に翻弄された女が

悪魔の囁きにのって魔女と化す

ゆうこは服を脱ぎ始めた