- 名前
- まりぃ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 48歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 表も裏もアダルトとは縁遠いログでスミマセン・・・ (・_・;
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絶望からの脱出
2009年09月20日 06:39
★.゜.。☆* .゜ *。 *・
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ある少女の手記より引用(出版前ですが
版権に関する法的な権利
はすでに確保されていますので一部引用、
続編はまた次回)
壊された
壊され続けて
奪われ続けて
逃げることしか出来なかった
振り返りたくないのに
気づくと振り向かされる
九月の雨は嫌い
ほんとうは大好きな雨粒も
涙にかわるから 嫌い・・・
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臆病でいつまでも降りしきる雨に打たれながら
かぼそい声で鳴くこともできなかった
誰か助けて
とも いえなかった少女がいた
さしかけた傘
隣の 隣の家の奥様が少女をみかねて
何度も涙ぐみながら傘をさしかけた
少女は 大丈夫ですとしか
いえなかった
泣かせてしまう自分がつらかった
親切に返せない自分が悲しかった
どしゃぶりの雨の夕暮れ
通り過ぎる人々は
少女をじろじろ見る人もいれば
目をそむけて通りすぎる人もいる中
何度も傘をさしかけ
助けようとした人がいた
日本にきた外国人の奥様だった
涙ぐみながら 何度もそっと
声をかけ 少女を救おうとした
少女の家のインターホンを押し
「この子を家にいれてあげて・・・」と
奥様は言った
少女は怯えていた
その後また虐待されることを
告げられず
無力さに縛られていた
その後
少女は雨の日に外に立たされることなく
家内で暴力に変わっていった
警察に通報されても
少女の母の対応に警察はあっさりと
引き返すその姿を少女は
部屋の奥からじっと見ていた
閉じられたドア
見捨てられた自分
落ちた涙はあざだらけの手に
たれおちた
昼夜問わず 突然に怒りと憎しみの
発散はすべて少女に降りかかった
意識がなくなるまで叩きこまれてくる
ガラスの破片 花瓶 掃除機
あらゆるものにたたかれ
逃げ回り 隅に追い詰められ
声をあげて泣き叫ぶとエスカレートしていく
虐待
悲鳴をあげても助けがこない中
誰か気づいて
誰か助けて
誰か 助けて
誰か 助けて
・・・・・
こんなに自分の存在が
親に憎悪と怒りをもたせてしまうのかと
少女は悲しみに毎晩枕をぬらした
翌日学校でばれないように
何度も何度も水でなきながら
顔を洗った
水に包まれている瞬間だけは
水だけ見てればいい
すべてを忘れて逃避するように
水をひたすら浴びて涙を流し続け
泣きつかれて眠った
少女の記憶は途切れ途切れ
その後
3才から14才まで虐待は続き
少女はガラス越しにしか
幸せや願いに手を伸ばせず
周囲をガラス越しに見ていた
人前では笑い 喜びを必死に
ふりまき
生きていてもいいのだと
思いたいと 心から願った
心についた傷も体についた傷も
自覚できず
ただ生きることだけに追われ
生きる価値を否定されながら
生きる価値を必死に作りながら
少女は 汚されないよう
必死に自身の命を守った
ある日
少女は死を試みた
少女は憎悪までも抱く自分を
おそれて 自ら死に走ろうとした
警察にかけこみ
見捨てられ 連れ戻され
命の電話にかけて
みつかり電話を切られた夜だった
ガスせんをひねった
・・・
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このウラログへのコメント
平凡な家庭で育つ事って大切だったんだね~!!
家庭だけは家族を守らないと‥‥‥。
気づいて考えてくださってありがとうございます。続きをもう少しお待ちください。
児童相談所は
親権を上回る力を与えられた
お役所のためにあるのでなく
子どものためにある
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