- 名前
- あうら
- 性別
- ♀
- 年齢
- 38歳
- 住所
- 京都
- 自己紹介
- プロフは表の方が分かりやすいかも。 メールやチャットでいじってくれる人、大歓迎です...
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はじめてのちかんたいけんき
2006年04月23日 20:47
まだまだ引っ張る痴漢ネタ。全てひらがなであるにもかかわらず、「はじめてのおつかい」みたいなホノボノ感が全く感じられないのは何故だろう。
>リーノさん
逃げるでなければ……か。一番難しい気がします。
>koolさん
ポジティブなのはいいんですが、「男の庇護欲をまったくくすぐらんな! 清清しいほどに!」だとか。
>がらんさん
(´ー`)ノ(つ∀`)<この性格は多分変わりません。
そもそも、そうした性格の確立に手を貸してくれたのが中学生の頃に初遭遇した痴漢くんだったりするからです。
なんだかチープな官能サイトの告白記チックなので、そういうのが嫌いという人はスルー願います(´д`;)今まで文字にしたことはないので、自分の頭の中を整理するつもりでつらつら書こうかと。人に話す時も細かいところはかいつまんじゃうしね。
痴漢「さん」ではなく「くん」と書いたのは、相手も明らかに子供だったから。同じ高校の制服を着た子を、今でもちょくちょく電車の中で見かけることがあります。
私の家は今時珍しいことに自家用車を持っておらず、外出するとなれば電車を利用するしかありません。朝から友達と遊びに行こう、なんてことになればもう大変です。その日も私は、満員電車に乗り込んで窮屈な思いをしておりました。当時の私は鶏ガラみたいな痩せっぽっちで、それが窒息するまいとドア間際の手摺にしがみつくのはごくごく当たり前のことでした。
そうして終着駅まで何十分もあるのか、しんどいな……と壁に張り付いて考えていたら、ふと呼吸が楽になったのですよ。後ろを見ると制服の男の子が、どうやら壁に手をついて庇ってくれてるらしい。
土曜の朝に制服姿ということは、部活出勤組かな、結構格好いいな。こういう素敵な人も実在するんだ……とか、当時の私にしては浮ついたことを思ったように記憶しています。
おかしい、ここまで読むとどう見ても少女漫画だ。
でも少女漫画ではないので、しばらくもしないうちにタイトル通りの展開になっちゃったわけです。
ふと足に違和感を感じて、見るとスカートがまくられてるんですよ。すぐに手が伸びてきて、まだヒョロヒョロだった太ももをさすってきました。驚いて混乱しいてる間にも、手はどんどん這い上がってきます。不思議なことに、ブラウスの前を開けて彼が最初に触ったのはお腹でした。
なぜッ?! なにゆえ、へそ?! くすぐったいよ、声が出るよ、イヤそんなことより普通さわるなら胸じゃないのか!
なんてことを当時の私は思うワケもなく、ただただ混乱するばかり。
言っておくけど初潮も来てなかったんだよ、その時の私は。性教育もロクに受けてなかった、少女漫画より純文学が好き!という温室育ちのピュアガール(ぅぇ)だったんだよ。驚きより気持ち悪さより、「何やってんだろこの人?」というのが強かったよ。
ブラもつけてないようなペッタンコ(今でも充分平面だけどorz)をいじって楽しかったのかどうか、知る由はもちろんありません。
そして今でも、彼が胸ではなく腹をさわった理由が気になって仕方ありません……胸か、私に胸がなかったからか。だからって見ず知らずの女の腹触って楽しいのか。尻の方がまだ理解できらぃ。
それで私は何を思ったか──たぶん驚きと好奇心から──、彼と向かい合わせになるように体の向きを変えたのです。
その時の相手の反応が忘れられません。まず目が合って、ものすごく情けない顔をして、それまで覆いかぶさるみたいに触ってたのに一気に腕を引っ込めました。
それでやめるのかと思ったらそうでもなくて、自分が外したブラウスのボタンを戻して、そのまま恐る恐るといった様子で触ってくるのです。
シュールな光景だったと思います。痴漢してるのはもちろん男の子の方なのに、顔を真っ赤にしてるのも目を逸らしてるのも彼の方。女の子、つまり私はまるで動植物を観察するような目で、それをじーっと見ていたのでした。
そんな頼りない様子の割には彼は大胆で、いきなり抱きついてきたと思ったら私の下着を下ろし始めたのです。おおぉ、官能小説みたいだ……女が色気ねーけど。ついでに言っておくと、私は色気あるパンツはくような歳でもなかったんだけど。
その時には彼のズボンの方も張り詰めていて、生物学的な方の性知識は当時の私にも辛うじてあったので、「へー、勃起ってこういう状態なんだ」とやっぱり他人事のよーに思っていたのでした。
何故そこで周りにバレなかったのか、今でもすごく不思議です。私があまりにも無表情だった(……と思う)から、合意のもとの行為だと思われたのかも知らん。
そうして気持ちがついていかなくても、濡れてしまうのが人体ならぬ女体の神秘。まずその箇所が濡れるということを知らなかった私は、生理の時でさえ普通の怪我みたいに血が流れるのだと思っていたのでビックリしました。じかに触られても指を入れられても、怖いより気持ち悪いより先にまず驚き。後ろ手に手摺を掴んだまま、彼が何をしようとしているのか、見極めるのに必死になっていました。
で、男の子の方はというともちろん必死で、私のスカートの下でジッパーを下ろし、
……今にして思えば、そこでバージンが守られたのが不思議なくらいです(´д`;)
電車が揺れるのにまかせて、周囲にバレない程度に擦り付けてくる。私が困惑したことは言うまでもありません。どうやら擬似セックスが始まっていることは理解できたものの、問題は逃げ場でした。相手の方が腰の位置が高いから爪先立ちになっても当たるものは当たるし、後ろはドアになってて逃げられないし、人に助けを求めるのも……
そこで思い切り脚を閉じてしまった私は、やっぱり無知だったのでしょう。「入ってくんなよヽ(`д´)ノ」と言いたかったんだけど、どう考えてもサービスです。今なら彼が驚いた顔をした理由もよく分かります。
それでそのまま、最後まで。
彼が出した後もしばらく、私は抱きつかれたままで、終着駅の手前の駅で慌てたように下着を戻されたのがなんだか微笑ましくさえ思えたのでした。
ただし電車を降りた後すぐ、駅ビルに駆け込んでズボンを買う羽目になりましたがね。「遊びに行こう」の目的がスポーツとか映画じゃなくて本当に良かった。最初から服買うための外出だったのが奇跡みたいに思えた瞬間でした。
これがたぶん、私が初めて性に邂逅した時のお話。だけどそれがあまりに特殊な「初めて」だったため、私の男性観は決定的に曲がりました。
たとえば人を呼ばなかったのは恥ずかしかったからではなく、ただ単純にかわいそうだったから。「つかまったら可哀想」とかそういうのではなくて、とにかく相手が必死だった。私の挙動にいちいちビビってたし(自分が始めたくせに)、まるで脅えた子犬みたいな目をしていて、私はどうにも助けを求めようという気になれなかったのです。それはセックスが下手な男に対して、女が抱く愛おしさに似ているのかも知れません。相手が脂じみたスケベ顔のおっさんだったりしたら、多分そうはならなかったでしょう。男性恐怖症ないしは男性嫌悪を植えつけられて終わりだったんじゃないかな。
あるいはあれで気持ちよかったら、それはそれで話は違っていたのかも知れませんが…… ええ、未開発過ぎて感じませんでしたのよ。体は反応したけど、それが快感だと認識できなかったのですわ。
で、その後の私がどうなったかというと、男性に対する夢や期待を抱かなくなりました。女の子が「自分より背が高くてー、優しくしてくれてー、頼りがいがあってー」みたいなことをよく言うけど、そういう幻想が全く持てなくなった。私にとって「男とはすべからく可哀想なもの」であり、「男の性欲は時々切なくて滑稽だ」という確信を抱くようになったのです(頭では、全ての男性がそうではないことも理解しているのですが)。
ゆえに被害に遭った感はまったく無く、むしろ相手のその後が時々気になるくらい。私が定期的にその路線に乗るようになったのは高校に入ってからのことで、何度か同じ車両の中でキョロキョロ捜したこともあったのですが、結局二度と会うことはありませんでした。
卒業しちゃったんだろうなぁ、彼女できたのかなぁ、健全にセックスしてるのかしら。素股でもコンドームはつけなきゃメッ!よ。
ところでその場、その時の知識では、私は相手の感情を推し量れなかったわけです。何を考えてたのか、何がしたかったのか(いや、思う様していった気もするんだけど)、全然分からなかった。
ゆえにその後の私は、生物学的な性知識本から男性向けの痴漢モノ・陵辱モノ小説まで幅広く読み漁る羽目になるのですが、それはまた別のお話。
このウラログへのコメント
すごい体験談だなぁ。そりゃ男性観は変わるよね。相手のことを気にしてあげるなんてええ人や…
優しいね(^^)\(゚゚)
損な凄絶な体験をしていたとは・・・
ていうか電車の中で出すか普通w
その時知識持ってたら明らかにトラウマになってますな。。。
今もある意味トラウマそうだけど。
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