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病床異夢・渚の蜜壺

2009年02月18日 06:08

渚の顎に沿い丁寧に舌を這わせながら、私は両手で渚の乳首を抓んだ。指で捻るように刺激を加えながら乳房全体を強めに揉みしだく。あうぅっ、と渚が大きな声を出した。


「ああっ、旦はん、そないなことされたら、うち、うち…」


続きは言葉にならない。私は渚の顎と乳房愛撫しながら、いきり立った男根を渚の女陰に擦り付けていた。ゆっくりと、長いストロークで、亀頭、裏筋から陰嚢までをそっと、柔らかく、大陰唇の膨らみを愛しむように、腰を使って接触させた。渚は私の発熱し、硬直した男根の刺激を陰部に受け、潤った蜜壺をさらに溢れさせていた。私の陰嚢から渚の愛液が滴り落ちているのが分かる。渚はシーツを筋を立てて掴んでいた手を自らと私の腰の間に差し込み、私の男根さすり始めた。


「旦はん、うち、もう、我慢できまへん」


息も絶え絶えにそう言うと、私の男根をさする手に力が入り、亀頭を包んでしごき始めた。


「旦はん、この、…この太いので、うちを、」


一息於いて、


「うちを貫いておくれやす」


と言った。


 私はそんな渚が愛しかった。私は渚の蜜壺を舌で味わいたかったが、これ以上待たせるのが不憫に思えた。私は片手を乳房から離し、自らの屹立した男根に沿え、その先端を渚の蜜壺に宛がった。


「はあああぁっ」


渚が一瞬、体の動きを停め、長い吐息を漏らす。私の男根をしごいていた手は再びシーツを固く握り、大きな皺を作っていた。渚の小陰唇は濡れそぼった茂みの中にあった。私は握った先端をゆっくりと渚の入りぐちに沿って動かした。怒張した亀頭が渚の敏感な襞を掻き分け、そこに待ち受ける、泉から溢れた粘液と自ら分泌する粘液が混ざり合った。


「あうううぅっ」


渚は待ち焦がれた肉棒挿入される瞬間を控え、全神経を女陰に集中させている。私は自身の先端で渚の小突起を刺激した。既に血流で固くなっているそれの周りを円を描きながら、微妙なタッチで、ゆっくりと、カタツムリが這うように周回した。


「あぁっ、旦はん、あぁっ」


お互いの粘液で潤滑された亀頭の先端に、もっとも敏感な部分をなぶられた渚は、もう気が狂わんばかりに私に懇願した。


「旦はん、うち、うち、もう、…駄目どす」


涙を流す渚を見て、私は機が熟したことを悟った。


「入るよ、渚」


意識が半分遠のいている渚は頷くことも出来なかった。私は戦意に満ちた闘犬手綱を解くように、怒張した男根から手を離し、渚の背中に回した。汗に濡れた渚の背中の筋肉はしなやかに動き、私の手に吸い付くようだった。

そして拘束から解放された喜びをさらなる怒張で表現している男根をゆっくりと、這うように、また渚の内壁のひだをひとつひとつ確かめるように、その豊かに潤った蜜壺に侵入させた。渚の中は熱く、湿潤で、侵入してくる私の凶暴な男根を包み込むように迎えた。渚は目をしっかりと閉じ、首を反らし、口を大きく開けて肉棒が自身を貫く衝撃に耐えている。短く息を吸い込むその口から言葉にならない言葉が漏れる。


「旦はん…」


私はついに結ばれた渚との一体感を楽しんだ。私は熱い肉棒の代理人であり、渚を貫くその凶暴な存在の管理人でもあった。しかし私の男根は自ら意思を持つように、いつまでもゆっくりと、膣壁のひだ、突起のひとつひとつと契約を結ぼうとするかのように、丹念に、執拗に、またくちゅ、くちゅと淫猥な音を立てて摺動を続けた。


渚は背中を大きく反らし、シーツを固く握り締めて怒涛のように襲い来る刺激に耐えていた。


「あっ、あっ、あっ、」


それだけ言うのがやっとである。私は摺動のペースを速めた。渚は既に達しかけていた。はあっ、はあっと大きく息を吸い込む。


「ああうっ、だ、旦はん」


ひときわ目を強くつぶった渚は私にぶつけるように自ら腰を動かし始めた。その動きにさらに刺激され、渚は絶頂を迎えた。


「あうううううぅっ」


渚が頂点を迎えたのと同時に膣が強く収縮する。先ほどまでしごかれていたその細い指とは対照的に、渚の膣は力強く私の男根を圧縮し、射精強要した。私は動きを止め、その圧力に耐えながら懸命に射精を拒んだ。


「だ、旦はん!!」


渚は叫ぶように言い、喘ぎながら痙攣し、私の男根を締め上げる。私は渚の背中に回した指先に力を込め、決壊しようとするダムを懸命に押し留めた。渚の膣の収縮はしばらく続き、私の男根を何とか屈服させようと試みた。膣の収縮する部分は微妙に奥になり、また入りぐちに近くなって私を幻惑した。


やがて波が退き、痙攣が穏やかになり呼吸が正常に近づいた渚が、前髪を汗で額に張り付かせて聞いた。


「旦はん、いかはりましたえ?」


私ははにかむように笑い、渚の目を見つめて言った。


「いや、堪えた」


「どうしていってくれへんのどす」


渚は私を避難するように、信じられないという風情で聞いた。


私はふっと笑い、答えた。


「貴女にもっといって欲しいんだよ。昨晩辛い思いをさせた分、今日は私をもっと楽しんで欲しい」


また私の硬直した男根は未だ渚の中にあり、既に再度動き出す用意をしていた。私の言葉の意味を理解した渚が何か言おうとした瞬間、私は自らの腰に鞭を振るった。


「あああああっ」


予期せぬ事態に渚は不意を突かれ、再び目を強く閉じて絶頂への階段を昇り始めた。私の腰は先ほどより速く動いている。競走馬が駆けるように自らを抉り、乱暴にひだを擦り、自らを貫く男根の衝撃を受け止める渚は階段というより高速エレベーター絶頂へ向かっていた。私の腰と渚の恥骨がぶつかり合うぱんぱんという音が、渚の女陰が立てるぐちゅぐちゅという音に混ざり畳に吸い込まれる。


「あああああっ、あああああああっ」


渚はあっさりと二度目の絶頂を迎えた。私は再度の締め上げに耐え、射精を拒んだ。痙攣がやや治まり、呼吸が戻ってから渚は私に聞いた。


「旦はん、今度は、いかはりましたえ?」


私は答えず、渚を見つめてただ微笑んだ。このまま、何度でもこの愛しい女をいかせたい。私は自分が果てることには関心がなかった。


竹林を渡る風が竹の香りを運んでくる。渚の愛液のにおい、雌の香りとの対比がまた私を奮い立たせた。渚と私は、ひとつになったまま夕闇に包まれた茶室で交歓をつづけた。


(完)

このウラログへのコメント

  • ベソ 2009年02月18日 06:10

    病床異夢シリーズ、愛読有難うございました。時間はかかりましたが遂に完結です。「私」がいつ、どうやって射精したか、皆さんの想像をお聞かせください。

  • かなさん? 2009年02月18日 10:03

    中でイってあげて下さい…(T-T)
    渚さん、かわいそうですよ~…(TOT)

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