ドラマ「相　棒」の方向性・・・

一体これは何を狙っているんだろう？すんごくおもしろいって云うか何故か惹きこまれる、そんな感じで必ず観てるんだけど・・何かハッピ－エンドじゃない。いつも不安感を残して終わりの時多いし、昨日なんぞ杉下右京と亀山、亀山が杉下についていけない、そういう印象さえ生まれてくる。これで人気がすごいんだもんな～考えさせられる部分、人間の深層心理まで入り込んでくる・・・それが逆に人気の秘密？いや～不思議。

　ってかね～テレ朝って国会や警察にけんか売ってんの（笑）劇場版を観た時（すごくいい作品だった）なんぞ国家機密のウラ側を暴露する勢いだったし、昨日も・・警察の違法捜査、陰湿な取り調べ～これが題材だったよね。警察の指導員制度なんか今年から始まった事である。それに対して人情とのギャップまで深く掘り下げたら・・・ホント、何かを投げかけてる～そんな感じだよね。

　テレ朝ってさあ、以前実際の取り調べを録音したテ－プを流した最初のTV局だった様な気が・・・確か未成年の補導か何かで、取り調べを受けた未成年がマイクロレコ－ダ－でバレない様に実録したのを流したんだったよね。本物の警察が「こんな調書なんて全部警官が代筆してるんだからどうとでも書けるんだ。なめてるんじゃね－ぞ！！」とか云ってたのが放送された。（もうかなり昔だけどね）それからどうなったかは記憶に残ってないが・・

　例えば報道ステ－ションにしても、政治や年金、税金、使い込み、多分他の局より詳しく掘り下げて暴露してるし、古館なんかも平気で政治家を名指し批判してるしどうなってる事やら・・

　話はそれたが「相　棒」、これ観る年齢層も考えるべきかもね。例えば「あぶ刑事」や「踊る～」なんかは小学高学年や中学レベルだとまだ楽しめる部分が多かろう。まあ「医龍」なんかも同じだと思うが・・・「相棒」だけはよほど倫理観が強いか、西村京太郎あたりの推理小説に凝ってる生徒でないとスト－リ－は理解しても奥まで考える事はできないであろう。ってか俺にとっては欠かせない番組だけどどうなんだろう。

　以前は「タカとユ－ジ」って云えば「あぶ刑事」って中学生でも判った時代があったが・・落ち着いた雰囲気で「亀山君！！」これで判るのかな～みたいなところか。最後にはあの２人は別々の道に行かせるのかな～いや！！そうじゃなくて以前あったが亀山１人転勤になったり、異動希望だしても結局は「杉下右京」のところへ戻っていく。彼の性格が大学法学部出身とはいえ野球のスポ－ツ特待生で大学も入学したし、体力と正義感だけが取り柄、そんな設定にしてあるから最後には杉下が正しいと杉下を慕う。そんな事の繰り返しだとは思うが・・・

　皆さんにとって「相　棒」の魅力ってのは、さてどうなんでしょう？映画は観ましたか？ってな具合かな！