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不倫のタブー

2008年02月11日 03:13

既婚者同士の遠距離恋愛についての悩み。
これはある方の悩みなんですが、この悩みを通して不倫タブーについて書きますね。

常識があり、家庭を大事にするよき夫と子供達を宝とする貞淑な妻がふとしたことで、恋に落ちる、もちろんお互いが家庭を大事にしているから最初はいい人から始まり、その気持ちが恋とは気づかない。

そのうちお互いが行為を持っている気持ちを知り、その気持ちが少しづつ高まってゆく。お互いの住まい遠距離である故、逢う事がままならないため、触れることもできないし、道徳観が邪魔して心だけが相手を思う純粋な気持ちであふれてゆく。
純粋な二人は声を聞くだけでドキドキしたり、相手の事を思い出してニヤニヤしたりすることで、その胸を焦がしてゆく、ただ純粋に好きなだけの十代のような恋。

素敵な大人の恋ですよね。
まるで1985年に公開されたハリウッド映画「恋に落ちて」のような恋愛です。

「恋に落ちて」とはいくつになっても変わることのない恋愛感情を、デ・ニーロとストリープの名優共演で描いた大人の純愛不倫)映画。クリスマス・イヴニューヨーク書店運命的な出会いをしたフランクとモリー。ふたりは同じ通勤列車に乗り合わせた事をきっかけに急速にお互いを意識し始め、デートを重ねる度に精神的にも魅かれ合って行く。だが、それぞれには申し分のない家庭があり、いけないと思いながらも互いの感情を押さえられ無くなってきた頃、双方の家族に浮気がばれてしまう……。おしゃれで上品ニューヨーカーの生活ぶりを生かし、それでいて“十代の恋”のような切ない感覚を思い起こさせる素晴らしい脚本が雰囲気を盛り上げる中、二人の演技が実に自然なムードで展開するまことロマンチックな大人の恋愛作品。キメの細かい二人の心情描写(駅でモリーを待つフランクの描写や、着て行く洋服に迷うモリーなど)を積み重ね、ゆっくりと次第に大きくなっていく二人の感情。

さて、「恋に落ちて」ではストリープが不倫を発見され、旦那に向かって「でもSEXはしなかった。」と弁明し、旦那が「そのほうが何倍も僕は傷つかなかった。」と精神的な妻の浮気を悲しむシーンが印象的でした。

実は不倫の場合、身体の関係でつながっていないと極めてプラトニックな関係を精神的に美化して、どんどん自らの気持ちを追い込んでしまってゆくのです。
背徳的な関係が甘美でせつない気持ちを高めてしまうのです。
そこで、身体の関係はないの、精神的に好きなだけなの、という気持ちの防波堤を築いてしまいます。

僕は一人の人が複数の異性を愛することを肯定します。
日本人の場合、宗教的に仏教の影響があって一夫一婦制ですが、今でもヒンズー教イスラム教一夫多妻制です。
だから不倫も肯定します。(周りの人を傷つけない前提で)
むしろ単調な人生にはりができていいのでは、と考えます。

さあ、お題である不倫タブーについて述べさせていただきます。
不倫タブーは、精神的な愛に固執することです。
固執すればするほど抜け出せなくなるから辞めたほうがいいです。
むしろ抱かれたいから抱いてよぐらいののりで、愛を確かめ合ったほうがいいと考えます。
体の関係ができたら余計離れられなくなるのでは、と考えるのは間違いで、甘美な妄想を断ち切るためにも身体の関係は大人には必要です。
プラトニックラブにはまってしまうほど不倫にとってやっかいな物はありません。

もちろん、はまっている人にはそんな言葉は届かないけれど、この言葉が不倫で悩んでいる人達に届けばいいと思っております。
「気持ちだけなら全ての人が心の中で不倫しているんだ。」ぐらいの強い気持ちを持って積極的に今の愛にぶつかってゆくことを応援したいです。

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