【お題日記】一人称なんて呼んでる？

このテーマは、日本語の本質をついているよいテーマである。

英語では、例え、トランプ大統領でも、私という時、「I」
一般庶民が、私という時も「I」しかないのである。

しかし日本語は、わたし、あたし、僕、あっし、自分、小生、
俺、いま思いつくだけでもこんだけある。しかも、これに抑揚が入る。
文字にすると難しいが、「わた～し～」とか、きりっと『自分は」など。

これによって、その時のその人の立ち位置が、人間関係が分かるのである。
非常に面白い・日本独特の文化である。
これを生かしたのが落語である。

例えば、「兄貴」「なんだ！」と言えばこの二人の上下関係が言葉だけで
分かる。これは、落語家が言った言葉から観客が頭の中で想像・妄想して
いるのである。こうやって落語は成り立っている。英語では成り立たない。

さて、一人称を何て言うかも、こう考えてくると、その時その場の立ち位置で
変わってくる。僕だったり、俺だったり、私は、だったり。
だから、これだけと一概に言えないのである。