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今日の1本③

2024年09月14日 13:19

「あなたのおみとり」
末期がんにおかされて最後は家で死にたいという父と、それを在宅で介護する母。映画監督である息子が撮影した40日余りの記録。
在宅かどうかはともかく、親の介護や病など、自分とはまだまだ無縁であるなという安心と、明日は我が身という戒めの狭間のような気持ちでこの映画を見ました。
やはり自分とは遠い世界のことという感覚が拭えないままでしたが、映画として面白い。頻繁に仙台に帰ってきてわりとお母さんに口うるさく注文する息子、毎食お父さんのベッドで食べるお母さん、就寝前は必ず握手など、死に向かう人がいながら、そこにはもちろん日々の生活がありました。人は生活しながら死んでいく。死に向かいながらも営みがある。
「死ぬまでは生きる」んだなぁと思わずにはいられません。
主役のお母さんやヘルパー女性など、こういった映画では女性が光っていると作品そのものもきらりと輝きを放つ気がします。
せん妄状態のときのお父さんの授業もとても興味深い。
明日からもたくましく生きたい人へ。

村上浩康監督と小堀おう一郎医師とのトークイベントつき。

このデジログへのコメント

  • sakurai 2024年09月14日 23:43

    介護は突然やってきます(笑)
    最後の3年同居して

    4月に父を送りました
    6月にネコを腕の中で送りました

    親に限らず
    日々いのちと向き合うのが

    生活することなんだなぁと思います
    自分命も含めて

  • 玉こんにゃく 2024年09月15日 01:08

    > sakuraiさん
    「介護は突然に」覚えておきます笑
    日々命と向き合うのが生活なら、そこには儚いながらもきらめく瞬間がたくさんありそうですね。あらゆる角度から命を見つめたいです。

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