インランド・エンパイア

本剤は　疲労を軽減する作用も有り

強力な　睡眠鎮静作用を有し　注意欠陥他動障害　及び早朝覚醒　性欲・性感の増加などにも有効である

本剤は　薬物・中枢神経刺激薬に該当する為　処方された用量を厳守すること

本剤の服用により　幸福感　陶酔感　脱抑制を誘発するが　口の乾き　不安　幻覚　妄想などの症状も表れる事もあるので　慎重に投与する事

本剤は習慣性薬品である


FROM　ＢＢ


なんのこっちゃ！！（笑）


「インランド・エンパイア」（２００６年アメリカ映画）
監督・脚本：デヴィッド・リンチ
出演：ローラ・ダーン　ジェレミー・アイアンズ　ジャスティン・セロー


デヴィッド・リンチ　３時間の超大作です！！

３時間　心地よいか苦痛かハッキリ分かれる作品です

ストーリー？

あって無いようなもんです

五重構想にもなっていて　メチャメチャです

誰しも一度は確実に眠くなるでしょう。。。（笑）


以前は人気女優で　今は有力者と結婚して豪邸暮らしのニッキー（ローラ・ダーン）

久し振りに主演の映画が決まった

リハーサル段階で　監督（ジェレミー・アイアンズ）はニッキーと相手役のデヴォン（ジャスティン・セロン）に　この作品は　未完のポーランド映画「４７」のリメイクで　その映画は　撮影中に主演の二人が殺されてしまったという過去があると打ち明けた

撮影が進むうちに　その映画のストーリーさながらに　デヴォンと不倫関係になるニッキー


始まって一時間　ここまではついていけます！

ここからはリンチワールドを彷徨いはじめます

ニッキーの世界

撮影中の映画の世界

そしてその元ネタだったという「４７」の世界

物語の顛末を傍観者のようにテレビで観ているロスト・ガール

そのテレビに忽然と登場する３匹のウサギ人間のいる部屋

５つの世界の映像が詳しい解説もなく交錯します

そして　ラスト一時間？？はどこに連れて行かれるんだ？？と思いつつも方向感覚を完全に麻痺され　

「早くココから出してくれ！」って気になりながら出口を探し　

終いに「好きにやってくれ！」という気になった頃　ハッピーエンド？？を迎えます。。。


なんなんでしょうねぇ。。。このえーが。。。

意味はあるんでしょうか？？

きっとあって無いんだろうなぁ（笑）

今までのリンチえーが「ロスト・ハイウェイ」「マルホランド・ドライブ」に通じるものはあるんだけれど　今回はそれらよりもワケわかんないねぇ～♪　　　

前二作は　謎がどんどん出てきて緊張が高まるんだけれど　その謎をどう解くかと思いきや　とんでもない方向にハナシは進み　謎は解けそうなんだけれど　結局ワケがわからないまま終わってしまうって感じでしたが　今回は“現実”という基盤が　ドロドロと幻想と悪夢に飲み込まれていく感覚で圧倒されてしまいました


きっと　誰もついていけないので　疲れた状態なんかで観ると確実に睡魔に襲われます！

アタクシも何度かウトウトしてました

が！　これが非常に心地イイ！！（笑）

全編に流れるノイジーな音と　リンチえーがでよく流れてくる天使のような女性ヴォーカルの甘い曲　どこか歪んでぼやけた映像。。。

これが　アタクシのウトウトしながら見ている夢ともまた　重なり合って　幸福感　陶酔感　脱抑制が湧き上がってきました

さすがアンフェタミンえーが！！（←アタクシが命名　意味不明）

　　
そうそう。。。裕木奈江に似たヒトがでてるなぁ～なんて思っていたら裕木奈江でした☆

なんか　バリバリのじゃぱにーずイングリッシュ。。。

愛しのナスターシャ・キンスキーがラストに出てたらしいんですが　どれだかさっぱり分かりませんでした


これから観る方へ　

リンチ作品　幾つか観て免疫つけてから観た方が絶対イイです！！

DVDで観たら絶対に集中力続かないえーがだと思います

あの陶酔感は　えーが館でしか味わえないような気がします


あぁ！！眠くなるの分かっているけれど　あの夢とえーがの狭間でウトウトする感覚　最高でしたワ！！

もう一回　寝にいこうかしらぁ♪