活字中毒

ときどき活字中毒がでてしまう。

全然、本なんて読まなくて好い時は読まないのに…今回の火付け役は村上春樹の『海辺のカフカ』だった。

この本が世界的に高い評価を得ているのは知っているが…ピンとこない。ピンとこないくせに一挙に読み上げてしまった。なんだろう、不思議な魅力のある本だった。この年で読まなければ(もっと年を重ねてからのほうがいいのかもしれないが･･･)わからない部分というのもあったように思う。

映画にしろ音楽にしろ、その他に絵画や演劇もそうだが、ある程度の歳になってから見えてくるもの観たいものがあるし、その都度、嗜好が変わっていくことを実感する歳になったと思う。

話がずれた。

そう、活字中毒…今は海堂尊の『ジェネラル・ルージュの凱旋』を呼んでいる。村上春樹からミステリーへ…もともとミステリー好きだししばらく本を読んでいなかったせいで読みたい本がたくさんある。活字中毒の人なら共感できるだろうが、読みたい本が本屋で山積みされていると嬉しくなるものなのだ。