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逢ふことの絶えてしなくは

2024年01月20日 07:18

逢ふことの絶えてしなくは

本日の私の書作品は

百人一首第44番より  
逢ふことの  
絶えてしなくは  
なかなかに
人をも身をも
恨みざらまし

(逢事こと能)(多盈てしなく八)(な可、、二) (人をも身越毛)(う羅三佐ら万志)   中納言朝忠の歌 
『拾遺集』恋一・678  
参考サイト【百人一首講座】より転載しました。 http://www.ogurasansou.co.jp/site/hyakunin/044.html
人間、誰しも追っかけてくる人には興味がないものですが、な かなか振り向いてくれない人には、「なによ、あんな奴」なんて思いながらも、かえって惹かれるものです。 美男美女にはクールさがつきもの。これが全然相手にされなければあきらめもつくものですが、ほんのたま~に優しい言葉でもかけられるものなら、麻薬のように恋におぼれてしまうことでしょう。 今回の歌は、そういう恋愛感情本質をするどく突いた 一首です。 ■□■ 現代語訳 ■□■    もし逢うことが絶対にないのならば、かえってあの人のつれな さも、我が身の辛い運命も恨むことはしないのに。(そんなに滅多に逢えないなんて)   ■□■ ことば ■□■  【逢ふこと】  男女の逢瀬のことです。  【絶えてしなくは】  「絶えて」は副詞で、下に打消しの語を加えて強い否定「絶対に~しない」を表します。「し」は強意の間投助詞です。「なくは」は下の句の「まし」とともに、「…なくは …まし」(…なければ …だろうに)という「反実仮想」の構文を作ります。  反実仮想とは、現実と違うシチュエーションを思い描いて、結果を予想する文章です。 【なかなかに】「かえって」とか「なまじっか」という意味で、物事が中途半端 なので、むしろ現状とは反対の方がよいという感じを表しています。  【人をも身をも】 「人」は相手のことで、「身」は自分のことです。「も」は並列の係助詞で、「相手の不実をも、自分の辛い運命も」という意味になります。  【恨みざらまし】  「恨むことはしないだろうに」という意味で、「ざら」は打消の助動詞「ず」の未然

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