今になってどうすればいい

大学入試の生徒は、早くもオープンキャンパスに参加をしています。
目標とする学校が決まっていて迷いがないのなら、そういうものに参加してAO入試受験というのもいいと思いますが、最近、YouTubeでひろゆき氏が「AO入試は日本の破滅」なんて言ってるらしいです…一理あるんだけど、極論ですってば。
ああいう影響力のある人は、極論は避けてほしいものですけど、ねぇ。

今日はオープンキャンパスで出た、課題の論文対策。
先月に亡くなられたりゅうちぇるさんの話題だったみたいで。
彼のライフスタイル、発信力、ジェンダー問題、ネットでの誹謗中傷、芸能人の自死…などなど、確かに小論文の課題として取り上げると、内容がたくさんありそうです。

彼が亡くなったことは、とても残念なことだと思います。
特にファンではないけど、芯の通ったはっきりした主張の持ち主だったし、それでいて物腰が柔らかく、同じような悩みを抱える人々に寄り添うカリスマ的な存在だったと思います。
私は、生徒が書きたい内容に即した論文の書き方の指導をするのみですが、授業をしながら考えさせられることが多くありましたね。

個人的に気に入らないのは、まあ大半の報道は気に入らないですが、有名人が自死するといつも「いのちの電話」って載るじゃないですか…あれおかしくない？
いやいのちの電話はおかしくないけど、なぜ「ナビダイヤル」なんですかね。
今や通常の電話でも無料プランがなんぼでもあるのに、ナビダイヤルって通話料金がバカ高いじゃないですか。
死にたいほどの悩みを抱えて、でも少しくらい誰かに相談してみようと思った時、「ナビダイヤルでおつなぎします、20秒毎に10円でご利用いただけます」なんて言われてモヤってやめちゃう人が絶対いると思います。
そのまま最悪の結果に、って人もいるような気がします。

自死なんてのは、氷山の一角です。
実際にはしなくても、しようと思った、する勇気がなかった、する寸前まで行っていた、したけど未遂になった、そんな人はゴマンといるはずです。
そういう人達がどうやって思いとどまり生きているのか、そっちの発表の場がもっとあってほしいと考えています。
ありきたりのことしか言わないナビダイヤルのカウンセラーじゃなく、そういう人達の持論はぜひ聞いてみたい、と、悩み多き人々は思っているはずです。

そんな今日のチャージは、むすびのむさし。
田舎むすびです…テイクアウトじゃなく店で食べるおむすび、なんかいいですね。