たくさん褒めてくれる

親ですらあまり褒めてくれたことがないんだけど

お客様やそのご家族さまがたくさん、たくさん、ほめてくれて

今日も認知症の人が「なんてきれいなのかしら」「いい人ね」と、私にいっているようで、私じゃない昔のだれかとの会話で、ほめてくれる

「この人はなんて豊かな人なんだろう」と本当に思う
その人のなにかに触れたかすかな私のなにかを、ことさら大きくしてくれて、プラスの表現で伝えてくれて

認知症とはいえ、本質はあるので、人格豹変もなかにはあるけど。残ってるものは、残ってて。

「なんてかわいいのかしら」なんて言ったそのすぐあとに、「何するの！」みたいなこともあったりするけど

ニコニコしてたり、感謝をしてくれたり、ほめてくれたりする人は、可愛がられるし、大事にされし、慕われる。
生きざまなのか、心意気なのか、性質なのか、そういうものが、表情や言葉や周りへの気遣いとかにあらわれて。

でも、自分をふりかえると、ほめるって自分自身を自分が甘やかしたり、認めたりしてないと、他の人をほめたりできないもので。

職場は欠員があって連休さらに人が減ってしまい、大変しんどそうではありますが。そんなときこそ、笑い声をたくさん響かすのが、プロというものだと思うわけです