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『生活』と『人生』のはざまで(師匠はモーツァルト)
2023年03月04日 13:21
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これから『修行』ですけど、モーツァルト様がお手本です。『70de作曲』プロジェクト進行中!
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この間、NHKオンデマンドで観たのです。ETV特集 「遠藤周作 封印された原稿」
『代表作「沈黙」で知られる作家・遠藤周作。その未発表小説、104枚の原稿が長崎で発見された。なぜ、封印されたのか―原稿には、“燭影”のタイトルが消された痕跡があった。母を孤独な死に追いやった父へ、複雑な感情を抱えていた遠藤。人間の弱さとどう向き合い、ゆるすのか。小説には「沈黙」にも連なる大切なテーマが秘められていた。一人息子、遠藤龍之介の取材も手がかりに、25年の時を超えた作家のメッセージに迫る。』
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母親はヴァイオリニストを目指す夢を捨てきれなかった、人生に目標を見出したいひと。父親は平穏無事な生活をなにより大切にする現実的で一徹なひと。若き日の息子(遠藤周作)はどちらかというと『人生』に意味を見出したかった母親を思慕していた。その母は離婚後さびしく一人で亡くなってしまった。父は早々に再婚。そんな父に嫌悪を持って成長していった息子。しかし自身も病気療養などを経て、しだいに『生活』の大切さも感じるようになっていく。ようやく65歳の時に父を赦す気持ちになっていく。そうだこの二つを別な言い方で表現していました。『アスハルトの道』と『砂浜の道』、アスハルトの道は歩きやすいけど足跡は残らない。砂浜は歩きにくいけど、後ろを振り返ればしっかり自分の足跡が刻まれている。
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生活と人生、平穏無事を願うのか生きる目的を完遂したいと希望するのか。難しいよねぇ~
追伸
実はここのところバイトのBGMでもこの曲をエンドレスリピートしたりしていました。実はフルート4重奏曲の中でこの曲(この楽章)を聴いた時に、奇妙な『違和感』を感じたのです。曲はとっても印象深いのですが、なんかモーツァルトにしてはちょっと「変わってる」なぁ~ と思ったのでした。調べてみるとこの曲、主題は別の作曲家のテーマを借りて『変奏曲』として作ったものだそうです。それにしても別の作曲家のテーマをとって、このようにものにしてしまう技、見習いたいものです。ピアノ曲でも変奏曲が極めて秀逸なものばかりです。とても美しく仕上げています。
Mozart: Flute Quartet No. 4 In A, K.298 - 1. Andantino(5分55秒) 聴いてね! (^_^)
https://www.youtube.com/watch?v=wJOdAKkQcg4
追伸
今夜のBGMはモーツァルトもさることながら、ダイアナ・クラールのしっとりとしたジャズボーカルも入ります! (^_^) これも引越作業で出てきた自前焼きCD!
このデジログへのコメント
遠藤周作さんは、節約のためにおかずの梅干しを、見るだけでご飯を召し上がったとか
そうやって貯めたお金を、泥棒に盗まれたとエッセイに書いてありました
亡くなってから、佐藤愛子さんの所に出たそうですが
> うめきちさん
あらぁ~そんなエピソードがあるのですね。恥ずかしながら私は「狐狸庵先生」と違いがわかる男のCM程度しか馴染んでおりませんでした。拝読しないと。それにしても佐藤愛子さんいろんな所に~
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