水に流そうぜ

弟に、姉ちゃんもうぜーんぶ水に流そうよ

と、言われた

うーん。。。ぜんぶをさ、なかったことにはできなくて。

できてるものもあるよ。

でもさ、姉ちゃんはあんたの肘のやけどや、骨折数回は、流せん

部屋で風船遊びをしていて、ヤカンのせるタイプのストーブでやけどさせたんは、姉ちゃんだと思ってるし。

いまだに、会うたびに肘をみるし、見せてくれるし。姉ちゃんの腕じゃなくてよかったっていうてくれるけど、子供のときのやけどの痛々しい跡は、ながせることじやなくて

親のことのアレコレを全てお互いに話してはないけど。
流して流れんものも、姉ちゃんのなかにある

それでも、それをぜーんぶ弟は、流したと言い切ってくれて。
だから、姉ちゃんもその弟義にこたえるために、流すしかないやな。

いつか、流れたねって、こたえられるよう、乗り越えてみよう