- 名前
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- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「夕凪の街 桜の国」レビュー☆
2007年07月12日 22:31
田中麗奈、麻生久美子主演他。広島のある 日本のある この世界を 愛するすべての人へ 広島原爆投下から10年後と現代に生きる2人の女性を通して、現在までに至る原爆の影響を描いた、こうの史代原作「夕凪の街 桜の国」。監督は、「半落ち」、「出口のない海」など、人間と家族の思いを見つめ続け、情感溢れる秀作を生み出してきた佐々部清。―この人生、すべて愛おしい―。何気ない日常生活、家族や恋人との愛にあふれた人生から感じるのは、生きることへの喜びと平和への願い。今また切なくも温かい命の尊さを語りかける名編がここに誕生した。
8/10点!!戦争映画は、これまでにも幾つか観る機会があったのだけれど、広島・長崎の原爆を扱った映画を観たのは、意外にも初めてです。しかも、私は広島を訪れたことがあったとしても、それはたぶん幼少期で覚えていません。皆美(麻生久美子)の言葉は、「幸せになりたかった。長生きしたかった。」に聞こえました。もちろん、言葉通りの意味もあったのだろうけど。皆美の「殺せて、やったーって思ってるかな。」ってセリフも印象的でした。戦闘に参加してない一般市民でさえ、こんな風に思う人もいたなんて、今の私には想像しがたい非現実で。原爆によってもたらされた心と身体の傷は、何年経っても、世代が変わっても、ずっと、ずっと永遠に続いていくもので、忘れてしまうなんてありえない事だと思います。七波(田中麗奈)の自分のルーツを辿る旅は、愛に溢れた自分の家族や込められた願いを知ることとなり、何も知らないで敬遠するということが、どれだけ怖いことなのか実感させられました。佐々部監督の作品は、いつも静かに深く心に入ってきて、考えさせられるところが好きです。麻生久美子のナチュラルな魅力も相変わらず好きです。2007年公開。
このデジログへのコメント
石原慎太郎の映画に比べて、この映画がはやらないのは映画の出来のせい?広告のせい?もう忘れたいから?
広告ですかね、あとキャスティングも地味ですし。でも出来はとても良いですよ。
はじめまして(^^)マンガが原作なのですね。内容が内容ですし、小説かと思っていました。
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