趣味は読書、スマホを失くしただけなのに…

内容は知らないのだが、「スマホを落としただけなのに」という小説と映画がある。
スマホを落としたことから、犯罪や災厄に巻き込まれる話だと予想するが、「スマホを落としただけ」というのは、「だけ」では済まず、現実には大変なことである。
個人情報流出、悪用、スマホ決済の利用、他にも恥ずかしい写真、動画などを保存していたら、それらの流出。
流出しないまでも、それを誰かに見られたかもという恥ずかしさ。
その重大さは裏にも書いたが、財布を落としたのに匹敵するか、それ以上かもしれない。
時計、アラーム、天気予報、テレビ番組表、ゲーム、動画、もちろんSNSやLINE、メール、そして電話。
固定電話が無いので、スマホが無いと、世間との繋がりが、ほぼ無くなる。
今のところ僕の安否を気遣って、家まで来てくれる奇特な人はいないので、スマホが無いのは致命的である。
しかし、この三日間で、良い経験をした。
多くの本を読めたし、少しだけ家が片付いた。
この年まで、多くのことを、出来るだけ軽く、単純に考えて暮らして来たが、少し考えを変えなければならないかもしれない。
軽い事と重い事があるのだ。
あと、代わりがあると考えがちだが、物は何も言わないがゆえに、大切にしなければならないだと思った。