趣味は読書、頭と手

昨今、東大生がテレビに出て、クイズをやる番組が流行っている。
番組自体はあまり見たことがないが、難読漢字や歴史や理科系のことなど、本当によく知っているようである。
林先生という予備校教師が人気で、冠番組もいくつか持っている。
人間には、知性への憧れもあるので、知識豊富な人は、それだけで偉く思える。
僕は読書が好きで、多くの本を読んで来た。
軽薄なので、系統的な読書は出来ず、その時の気分に流されて、本を買ってしまう。
雑学にさえ、なっていない。
しかし、文章は小説に限らず面白い、或いは良いものである。
インターネットの普及、更にスマホの普及で知識の価値は下がってしまったと思う。　
誰でもが、容易にある程度のことを調べる事が出来る時代になった。
何一つ知らなくても、端末の操作さえ分かって、人並みに字が読めれば、覚える必要が無くなったのである。

先日、イチローが高校のコーチをしているのを、テレビで見た。
引退しても、バッティングは素晴らしい。
素人が見てもそう思うのだ。
知識を得るより、体で体感する事が、これからは必要かもしれない。
頭より、手が動く方が良いのかもしれない。