趣味は読書、雑文のような日記

二、三ヶ月前に、最寄りの「TSUTAYA」が閉店した。
　ここに引っ越して来て、もう10年。
　最寄り駅の近くには、もう一軒レンタルの店があったが、コロナの前に閉店した。
　「TSUTAYA」が無くなって、映像ソフトを借りる店は、無くなった。
　閉店間際には、在庫が整理され、見たい作品はどんどん無くなって行った。
　その頃、つまり3ヶ月くらい前、僕は「教場」というドラマガ見たくて探していたが、検索ではある事になっているのに、現物は見つけられなかった。
　スマホの映像配信のサブスクに二つほど入っていて、あまり見ないが、先週たまたまログインしたら、「教場」が配信されていた。
　土、日が休みだったので、全てスマホで見た。
　1と2がそれぞれ3時間弱、連続ドラマの0が11時間弱。
　画面は小さいが、おさらい出来て、満足だった。
　まだテレビが白黒だった時代から生きている僕は、ビデオを手に入れたのは二十代前半、DVDが出た時は、感動だった。
　これで個人的には、永遠に映画を手に入れられると思った。
　しかし今や、ソフト自体もハードも衰退し、絶滅に瀕している。
　ソフトのコレクションがあっても、ハードが手に入らなくなってしまうかもしれない。
　他方、テレビが進化して、映像配信をテレビ画面で直接見られるようになった。
　僕はまだ、テレビを買い替えていないけれど、今度買ったら、もうレンタルしなくても定額でテレビの画面で大抵の映画やドラマは見られるだろう。
　もう、音楽や映像は所有するものでソフトに保存するものでは無くなったのだ。
　僕の知らないところで、様々な競争が行われ、時代は変わって行く。
　「昔は良かったなぁ」と言いながら、受け入れて行かなければならないだろう。
　昔を知らない世代には、音楽も映像もSNSも最初からあって当たり前のものなのだから。