趣味は読書、フィーリング

僕は二日に一度くらい、コインランドリーで洗濯している。
仕事のある日は、仕事帰りに、休日はコインランドリーまで出かけるのだが、その時洗濯物は未使用のゴミ袋に入れてリュックに入れている。
もちろん、汚れ物だから、くしゃくしゃである。
洗濯が終わると、乾燥はせずに、洗濯物を畳んで袋に詰めて持ち帰る。
その時、水分を含んだにも関わらず、体積は多分6分の1くらいは減っていて、リュックに入り安くなる。
畳んだ洗濯物の袋から空気を抜いて、開いたリュックに入れる時、すんなり入るととても気分が良い。

仕事で、毎日、その日の分の伝票の整理があり、会社で保存するものと取引先に返すものを、仕分けする。　
綴じられた伝票の耳を切り、余計な伝票は捨てて必要なものだけに分ける。
その時に、伝票を切り離すのだが、耳を切る感じが好きである。

子供の頃、「出前一丁」というインスタントラーメンがあり、ゴマラー油が付いていた。
味など分からない子供だったが、確か菱形だった小袋を開けてラーメンに、ラー油を入れるその行為が好きだった。

中学の頃、野球部だったのだが、卒業文集に同じ野球部の部員だった同窓生が、ボールを打ったり捕ったりする感覚は、今だけのものだというようなことを書いていた。
生きることに高い理想やお金や地位や色々なものが必要かもしれないが、案外、身体で感じる感覚の心地良さ、自分の好きな感じなどという些細なことが、生きる糧になっているのかもしれない。