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趣味は読書、フロスト

2020年11月14日 03:23

未読の文庫本が、10冊ではきかないくらい溜まっている。
先日、池袋で3軒本屋をハシゴして、確か7冊文庫本を買った。
その前にも、数冊買っている。
池袋に向かう電車の途中で、読んでいた『「ぴあ」の時代』を読み終わったので、次に読もうと持って来たサルトルの「壁」を読んでいた。
買った本は、全部未読なのだから、どれを読んでも良いのだが、その中に「フロスト気質(上下)」があり、帰りの電車では「壁」をやめて、「フロスト」にした。
軽めのエッセイ純文学などが続いたので、久しぶりに面白い小説を読みたくなったのだ。
「フロストシリーズ」の4作目。
今まで、3作読んでいるが、どれも面白かった。
だからこれも、面白いはず。
レギュラーで登場する警察署員達と、毎回、新顔の登場人物がいて、主人公のフロストと絡む。
コロンボをもっと下品にした感じだろうか。
臨場感というか、リアリティがらある。
読書の魅力の大きな部分が、面白い作品を読むことである。
知識を得るとか、知性を刺激するとかとは別に、読んでいてどんどん引き込まれて、次は進みたくなる。
先を知りたくなる。
これが、読書醍醐味である。
ある意味、映画でも敵わない。
個人的にはそう思う。 
年を取ると、夢中になることは、極端に少なくなる。
しかし、時に面白い小説は、本当に時間を忘れさせ、至福の時をくれるのである。

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