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趣味は読書、啓蒙

2020年11月02日 00:24

中学高校の頃、学研旺文社の学年誌を買っていた。
中学から高校二年までは「コース」で、三年の時「螢雪時代」にしたのではないかと思う。
三年だけ「螢雪時代」になったのは、旺文社受験参考書や問題集で、学研より、メジャーだったからだと思う。
しかし、雑誌を読む目的は、勉強よりは精神的なもので、先輩の体験談とか、有名人コラムとかそんなものばかり読んでいた、
今から考えると、結構無茶な文章も多かった。
確か広中平祐だったと思うが、結論から言えば、努力努力努力というような内容で、その時は納得していたが、今から考えると、努力万能論のようなもので、極端過ぎていたと思う。
徳田虎雄のエッセイも印象的で、本人が何浪も体験して、医学部合格しているので、説得力はあるのだが、真似できるようなものではなく、かえってそれができない自分はダメなのではないかと思ったりした。
しかし、そんなことで悩むよりは、単語一つ、年号一つ覚える方が実践的である。

完全な八つ当たりで、僕の心の狭さが出るのだが、高校の時、陸上部で練習をしている時、女子のマネージャー「ファイト」などと応援してくれるのだが、練習がキツくなって嫌になってくると、その応援が気に障って来る。
こんなに苦しいのに、何が「ファイト」人ごとだと思ってなどと、理不尽な怒りを覚えたりしていた。
本当にひねくれて、心が狭い人間である。

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