- 名前
- ゆかりんりん
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- 年齢
- 37歳
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- 神奈川
- 自己紹介
- 来るもの拒わず
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心の病気は予防できる?なぜ心の病気が起きるのか
2020年02月05日 19:37
心の病気の発症に
共通して影響する要素は
あるのか
予防に関する現状について詳しく解説します
■精神医療の発展……
心の病気は予防できるの?抗うつ薬や
抗精神病薬など
心の病気の治療薬が
本格的に臨床の場で
用いられるように
なったのは
戦後になってからです
世代を経るごとに
一般に副作用は軽減し
治療効果はより
高くなっています
また認知行動療法など
心理療法も
精神症状の改善に
役立つようになりました
こうした治療の進歩を
通じて多くの患者さんは
病気から回復し
高いレベルで
生活されています
精神医療がこのように
大きく発展するなかで
現在では病気の予防に
関しても活発に
研究が行われています
心の病気の予防について
詳しく解説したいと
思います
■心の病気の発症には
生物学的要因と
社会環境的要因が重要
うつ病や統合失調症など
心の病気を
予防するためには
まず病気の発症リスクを
見極めるための知見が
必要です
そして発症リスクが
高い場合には
どのような対処が
発症リスクを
下げるのかについて
予め把握しておく
必要があります
心の病気の発症リスクは
生物学的要因や
社会環境的要因などが
どれ程当人に
備わっているかを
分析することで
ある程度分かります
心の病気は
脳内の医学的な問題が
原因で起こる病気ですが
その発症要因は複雑です
生物学的な要因が
大きいのですが
そのほかストレスの
強い日常や
ショッキングな出来事など心理的あるいは
社会環境的な要因なども
重要な発症要因です
例えば幼少時に両親が
亡くなるといった
辛い体験は
のちにうつ病など
心の病気の発症に
つながり得る重要な
リスク要因の1つに
なるのです
生物学的要因は
DNAで定まる
いわば体の構造です
例えばうつ病では
セロトニンなどの
脳内神経伝達物質の
働きに問題が
起きていることが
分かっています
それに関与する脳内の
セロトニン受容体の構造といったものは
基本的に遺伝子レベルで
決まります
こうした生物学的要因の
強弱は近親者に
その病気の方が
多くないかといった
情報からある程度間接的に把握できるのです
こうした複数の要因が
積み重なることで
心の病気は一般に
発症します
■一般的に心の病気の
予防には薬物療法が
適用されます
現在精神疾患に対する
治療は薬物療法と
社会精神療法(psychosocial treatment)の2つが
大きな柱となっています
一般的な手順は
心の病気の発症リスクの
高い人に対して
薬物療法あるいは
社会精神療法
もしくは両者を
組み合わせることで病
気の発症を減らすように
努めるというものです
心の病気の予防は
病気の再発を
防止する際の対策と
類似しています
予防時の薬物療法は
脳内に医学的問題が
生じないように
あるいは現在の状態を
それ以上に
悪化させないことが
主な目的です
一方病気の発症に
つながりやすい
心理的問題などに
対しては社会精神療法で
対処します
たとえばうつ病の
発症リスクが高い人に
対する予防法としては
抗うつ薬で脳内機能が
悪化しないことを
目的に治療を行います
また抑うつ症状に
つながりやすい
心理的問題があれば
認知行動療法などで
対応します
■現時点で心の病気は
予防できるの?
研究成果と今後の展望
▼1心の病気の予防に
関する研究として
米国のヴァンダービルト大学での研究を紹介します
2009年代表的な
医学雑誌のひとつである
JAMAに掲載された研究で
うつ病のリスクが高い人
うつ病を発症した親を
持つ人のグループに対し
認知行動療法を
行ったところ
うつ病発症率が
低下したと報告しています(英文タイトル:Prevention of Depression in At-Risk Adolescents A Randomized Controlled Trial )
▼2脳梗塞のあとには
しばしばうつ病を
伴うことがありますが
脳梗塞の患者さんに
低量の抗うつ薬と
心理療法を
組み合わせることで
うつ病の発症率が
減少したという
報告もあります
▼3さらには米国の
コロラド大学でも
精神医学的に
興味深い研究が
行われました
この研究は
生活環境などから
児童虐待や
飲酒問題のリスクが
相対的に高いと
判断された
女性のグループに対して
妊娠中から約2年間
看護師さんが
定期的に個別訪問して
精神的なサポートを
するというものです
この精神的サポートにより虐待や飲酒問題のリスクを実際に減らすことが
できたそうです
▼4心の病気のリスクを
見分ける指標としては
血液検査で
すぐ分かるような
生物学的な指標も
模索されています
たとえばサイトカインと
呼ばれる物質は
体内に生じる
炎症のレベルを
ある程度あらわします
うつ病の患者さんの
一部ではこの物質が
増加しています
こうした物質は
うつ病のリスクを
見極める際その生物学的な指標になる可能性が
示唆されています
ここでは心の病気の予防に関する基礎的な内容を
詳しく解説しました
紹介した例の中で
看護師さんとの
心のつながりが
深刻な生活環境における
問題行動のリスクを
減少させたように
心の病気を予防する
手段には私たちが
日頃から心の病気を
遠ざけるために
取り入れておくべき
方法も含まれています
また抑うつ症状に
つながりやすい
ネガティブな思考でも
認知行動療法により
うつ病の発症率を
下げることが
できるといったことも
心の病気を予防する
ライフスタイルを
見出すために
ぜひ参考にして
頂きたい内容です
このデジログへのコメント
> 内蔵助さん
かなり
不満が
貯まってるんですかね
専門家でないのでわかりませんが、心は脳神経に影響されると思います。ストレスや心を病んでる人には、脳の活性化、軽運動、対話、睡眠、α波音楽を聴いたりするのも良いのではないでしょうか。児童なら箱庭療法かな
> オアシスさん
まあ
考えすぎないことですね
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