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趣味は読書、エッセイ2

2020年01月23日 00:15

高校一年の最初の方の、現代国語の授業で、小林秀雄の天の橋立のエッセイをやった。
なぜこんなことを憶えているかと言えば、この文章がとても難しかったからである。
それまで、無謀にも、日本語で書かれている文章なら、辞書を引いてわからない言葉の意味を調べれば、理解出来るものだと信じていたのだ。
しかし、文章には、文体があり、それが難解だと本当に理解出来ない、
理解出来なくても、文章もファッションのようなところがあり、分からなくてもなんかカッコいいなどと感じてしまう。
それまでの僕の読み方は、今でもそうだが、1ページ目から最後まで順番に読むというやり方である。
中学の頃、何を勘違いしたのか太宰治の「愛と苦悩の手紙」という本を、ただタイトルだけで購入し、書簡集だったにも関わらず、最初から最後まで、順番に読んだ。
片岡義男訳の「ビートルズ詩集」も、最初から順番に最後まで読んだ。
何故か北原白秋の「まざあ・ぐうす」という詩集も順番に読んだ。
ここまで来ると、少し愚かである。
近代小説古典、それから学術的なもの、本文の途中に注釈のあるものは、そこで一度本文を中断して、注釈を読んでまた、本文に戻った。
書店には知らせていないが、丁寧に読むので、何度かどう見ても誤植であると思われる文章を幾つか見つけたことがある。しかし、そのまま読み飛ばしてしまうので、どこが違っていたのかは、後になっては見つけられない。
余談というのもおかしいが、この本の読み方は漫画雑誌も一緒で、巻頭の作品から順番に読んで行き、最後の編集後記まで読む。
例外は、文芸雑誌のようなもの「ユリイカ」とか「国文学」「国文学解釈と鑑賞」「サライ」の文学者の特集などは、興味のあるところしか読まない。
エッセイとはかけ離れた文章になったが、天の橋立の話は「考えるヒント」の一冊目に収録されている。

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