- 名前
- 松田文学男爵
- 性別
- ♂
- 年齢
- 60歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 僕はアンドロイドなんだ。 アンドロイドだって夢は見る。 でも、それはキミたちのように...
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女の人の写真
2019年08月11日 21:54
前に自撮り写真をネットに揚げてる女の人がいて。ガラケーを顔の前に構えて鏡で写してるんだけど。
その人の写真の何枚かに妙な違和感があって。
一枚は何が変なのかよくわからなかったんだけど、とりあえず、ロングスカートのデザインが変なデザインだなあ、と思って。
蛾の羽根をモデルにしたデザインなのかな、みたいな。蛾の羽根ってほら、目玉みたいな丸い紋様があるでしょ、あんな感じの丸い目玉みたいなのが両太ももあたりについてて、斬新というか何というか。
でもね、なんか変なのよ。どうしても違和感がある。
でよくよく見たら、スカートの膝から下あたりにもなんか模様がある。
そして気がついた。
あ、これ、人間の顔だ。
この人の下半身に被さるようにでかい人間の顔が写ってるんだ、って。
模様じゃない、あれは人間の目と鼻だ。
こういうガチものの心霊写真、滅多にあるもんじゃないから携帯に保存しようかと思ったんだけど、本能が拒絶したよね。
本当にヤバイものは触らない方が良いって。
もう一枚、上半身だけの写真で少し斜めに構えた写真。
これも違和感がある。目玉とかはないんだけど
、この人の後ろの影がね、本人のポーズと合わない。
あ、これ、影じゃない。
後ろに黒い人がいるんだ。
だって、本人は写真撮るために腕を伸ばしてるのに黒い人は腕を曲げてるんだもん。この人の伸ばした腕を支えるみたいに。社交ダンスでもしてるかのように、後ろから手を添えてる。
ああいうのは怖いとかよりヤバイという感覚の方が先にくるな。
あり得ないものというのは怖いんじゃなくてヤバイ。
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