大変遅くなり申し訳ありません。9日_検査結果及び医師の先生の話についてのご報告♪

こんばんは。

一昨日９日

大学病院へ行き，妻の病気についての検査の結果を聞きました。

そして,　医師の先生と今後の治療方法・方向性について話をしました。

その状況を報告をいたします。

ご報告が遅くなり大変申し訳ありませんでした。


医師の先生との懇談開始は,予約では,　10:30からとなっていましたが,

約２時間待った後の,　12:3０過ぎに開始となりました。

（大学病院はこんなに待つのは通常のことだそうです。…苦笑）


さて,

先日の手術で（別病院で）除去された腫瘍の細胞を調べた結果,

それは,　「EWING肉腫（ユーイング肉腫）」（一種の癌です。）

と呼ばれるものであることが判明しました。

ただ,　ユーイング肉腫は,　幼児期から子供時代の人に多い癌であるそうで,　

65歳の妻がそれにおかされているのは大変珍しいケースだそうです。

また,ユーイング肉腫は,　骨を母体として生成される腫瘍であり,　

今回の妻の場合のように,神経を元に生成されるというのは、これまた大変珍しいそうです。

二側面からの稀な状況からして,　「宝くじで1億円に当たるよりも可能性が低い」と,

先生はおっしゃっておられました。…（笑）


そして,　私どもが一番心配していた、　「転移が有るか無いか」ですが.、

幸いなことに,　「ペット検査」で見る限りでは,

「転移は無い」とのことでした。

これを聞いて,　私,　心の中で,「やったぁ。良かった。」と叫んでいました。

後で聞いてみると,　長女も妻もそう思っていたそうです。

やはりそうですよね。(*^-^*)♪


ただ,　MRIの検査結果で見ると,

切除した跡に,　未だ切除しきれていいないユーイング癌細胞が

幾分残っている可能性もあるかもしれないとのことでした。



それで,　今後の治療の方向性ですが,　主として2つの選択肢を言われました。

　①　抗癌剤治療＋手術　（場合によっては　＋放射線治療）

または

　②　抗癌剤治療＋放射線療法

です。

　抗癌剤は,　癌細胞の増殖を防止したり,　

癌細胞の威力を弱め細胞を小さくするなど役目があるので

①②どちらの場合でも必要だそうです。（副作用はありますが。）

　そのうえに立って,①か②かの選択ですが,

医師の先生は言葉の端々に,　①の手術の方法を勧められていました。

ただ,　手術となれば,　周囲の神経も一緒に取り除くことになるそうで,

幾本かの指が動かしにくくなるという障害が残るだろうとのことでした。

それでも,　「①の手術＋抗がん剤」の方が根本的な療法であり,　良いそうです。

　
　②の「放射線」は,　残存していると思われる小さな癌細胞を放射線で焼いてやっつける方法です。

「放射線」は,　前回手術した付近の筋肉に飛び散っている小さな癌細胞には良く効くそうです。


医師の先生から,これらのお話を聞いて,

私たちも,　①の,　手術を含む方法に同意し,　進めていただくことにしました。



さて,さて,　では,

前回,　別の病院で,　「神経鞘腫」として手術されたことは,良くなかったのかというと,

決してそうではないそうです。


前回,　病名の見定めは違っていましたが,

とにかく,　その腫瘍を取り除いたことにより,　

「がん細胞」をほとんど取り除いたことになっており

がんの繁殖力が極めて弱まっていたとのことです。

また,　その手術が今回の,　「ユーイング肉腫（がん）」への早期発見につながり,

「転移が無い状態」の中で手術ができる源になったのだそうです。


「「命が拾えた」ことへの「大きな立役者」となっていたと思ってください。」と

言われました。

　私もその説明に,　深く大きく頷ける気がしました。(*^-^*)♪


以上のようなわけで,

今回,　「転移無し」「手術+抗がん剤治療により回復の目途が立つ」ということとなりました。

昨日,　病院へ向かう途中では、

妻も,　私も,　長女も,　押し殺されたような沈痛な雰囲気に包まれて列車に乗っておりましたが.、

病院で,　その先生の話,　特に「転移無し」の言葉をお聞きした時は,

安堵感がぐんと込み上げてきたのを今もはっきりと覚えています。



さて,　手術治療の大まかな日程計画は,　次の通りです。

　　　来週（7/14）に入院。　抗がん剤治療を　1週間実施。土か日に退院。

　　　その後一週間ほど自宅で経過観察。

　　　3週目（7/23）に通院。血球の数など調整対応治療他。

　　　4週目（7/30）にも通院。同上。

　この1か月間をひとくくりとして,　

　手術に先立ち　2回繰り返す。（つまり手術前,　2か月かかります。）

　　　その後,　手術に入ります。

　手術後,　再度,　先述同様の「抗がん剤治療」のサイクルを数回繰り返すことになります。


こうして,　手術を含め,　

「６か月（＋アルファ）」の期間を要して治療を実施することになります。


期間は掛かりますが,

発見が早かったため,　「治るという見通しのもとに日々を過ごすことができる」のは

私どもにとって何よりの喜びとなりました。


医師の先生をはじめ様々な関係者の方に感謝をいたしたいと思います。

また,　

終始励まし続けてくださった,　また励まし続けてくださっております,

デジのお友達の方に心からお礼申し上げます。

本当にありがとうございました。


早速,　7月14日には,　入院となりますし,

生活は色々と変則的なものになり,　

また,　妻自身は,　今後,　抗ガン剤の副作用,　手術の痛みなどで苦しむことも有るのですが

「乗り越えれば治る」という気持ちで迎え打つことができるので

張り合いが持てます。


本当に今回,　大きな経験をさせていただきました。

「がん」というと「不治の病」と想像し,　

むやみに「怖いもの」と思ってきた傾向があるのですが,

「怖がらず」に「早期発見」し早期に治療を受ければ,　

現代医療の恩恵を受けることにより,「治るものなのだ」という

希望・信念を持たせていただきました。


「がんの治療」のご経験をお持ちの方から,　

私ども,今回,　随分と励ましを受け希望を持たせていただきました。

ありがとうございました。


それと同じように,　今後は私も,

私どもと同じような状態で不安に思っておられる「がんと闘う人たち」に対して

少しでも「希望」を語ることができればば幸いだと思っております。


皆様,　本当に有難うございました。

これを以て，検査結果のご報告とさせていただきます。



本当に大変な長文を最後までお読みくださり，感謝しております。

皆様の心身の安全・平和を心よりお祈りしておりますね。

ご心身ご自愛されて，素敵な日をお過ごしくださいね。


では,　また…。(*^-^*)♪