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ネットで見つけた、気になる話
2019年02月03日 20:21
「おかえり」
高校卒業まで母から言われていた「行ってらっしゃい」「おかえり」就職で単身上京してからは返事がかえってこない静かな部屋。3年前に結婚してからは言われる立場から言う立場になった。
夫の帰りが遅いと心配で、母は私と姉と父を見送る時どんな気持ちだったろうと考える。5年前に地元が震災に遭った。帰ってくるのは当たり前ではなくなった。
無事に帰ってこられた事、「おかえり」と迎えられる事に感謝の日々を過ごしている。
「ドッコイショ」
昨年、名古屋市の岡本さん(66)は大病を患い手術をした。数日後、主治医の許可が出て、喜んで一階のコンビニへ出掛けた。とはいっても激痛をこらえ、コロコロと転がる点滴棒を支えにしてゆっくりと歩く。
健康な時なら、なんとも思わない距離が、まるで旅のように長く感じられた。コンビニが廊下の二十メートルほど先に見えた。
「もうすぐだ!」とほっとした。
いったん立ち止まり、首から下げたポシェットから小銭入れを取り出したその時だった。不覚にも小銭入れを落としてしまった。点滴棒には体からいくつもチューブがつながっていて、拾おうにもしゃがめない。助けを呼ぼうにも、診察時間が終わり院内に人影がない。
立ち尽くして途方に暮れていると、そこへつえをついたおばあさんが通り掛かった、ひどく腰が曲がっていて、歩くのも難儀な様子。誰かのお見舞いに来たのだろうか。「さすがに、この人に頼むわけにはいかないなあ」と思った。
ところが、おばあさんは岡島さんの窮状を察して近寄り、小銭入れを拾おうとした。でもおばあさんもしゃがめない。申し訳なくて「いいですよ、結構です」と言ったが、何とか出を伸ばして拾おうとする。ついにはつえを床に倒したかと思うと、ぺたんと座り込んで小銭入れを拾ってくれた。岡島さんに小銭入れを差し出すと、つえで体を支えて「ドッコイショ」と立ち上がった。
「おばあちゃん、ごめんなさい、ありがとう。」名前を尋ねましたが、黙って去って行かれました。
追いかけることもできず・・・。病気のおかげで人のぬくもりに触れることができました」と岡島さんは話す。
「工事現場を花で飾る」
名古屋市の佐々木さん(51)が、建設会社に入社当時の話。
配属先の現場に行くと、花が置かれてあった。誰の指示でもないが、すすんで水やりをした。
毎日世話をしていると徐々に株が増え、翌年も花を咲かせてくれた。
建設業はよく3K(きつい、汚い、危険)と呼ばれるが、花のおかげで現場をきれいに保つことができることを知った。
実は、花には作業員の心を和ませ、事故防止の効果もある。以来、佐々木さんは現場に花を飾るように努めてきた。
月日が流れ、東海環状自動車道の橋梁下部工事の現場へ所長として赴任した時のこと。
早速、現場近くの花屋さんでニチニチソウやベゴニアなどのプランター五十鉢を買い求め、国道沿いの工事用道路の出入り口付近に並べた。
通行に不自由をおかけする地域の人たちへのおわび、さらに通行車両の運転者がすがすがしい気持ちになってくれたらと言う思いを込めて。
だが、正直のところ「誰も気に留めてくれないのでは・・・」という不安もあったという。
一昨年の九月、工事が完了した。
その時、プランターの花は満開になっていた。このまま捨てるのは忍びない。
どこかへ寄贈できないかと考えた。
花を買った花屋さんに相談すると、すぐさま近隣三カ所の幼稚園の花壇に移植できることが決まった。
「園児や先生方と一緒に植え替えをしました。みなさんが『あっ!あそこの工事現場にあった花だったんだね』と言ってくれました。そう、見ていてくれたのです。
さらに『大切に育てます!』とも。花を通して心がつながりうれしくなりました」と佐々木さんは話す。
このデジログへのコメント
劉貴Aさん
確かに。何かないと忘れてしまっていますよね。かといって意識し続けるのも難しい気がします
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