- 名前
- 阿部嶺二
- 性別
- ♂
- 年齢
- 56歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- これでも誠実なんです。
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愛情はアレの後で、人格はタクシーの中で
2019年01月23日 21:43
以前、キャビン・アテンダントの知人から、海外に飛んで自由時間に買い物をしていたら、同じ便のビジネスクラスに乗っていた中年の日本人から、あたかも機内の延長のような扱いを受けた、という話を聞いたことがある。それは論外だが、よくレストランやタクシーなどで偉そうな態度をとる人間、身近にいないだろうか?
私は常々、普段から付き合いのある知人、特に女性が、レストランやタクシーなど公共のサービスを受けたときの反応に、その人物の本性が現れると思っている。
私は、だからと言って、タクシーの運転手に高圧的な対応をするひとたちを卑下したりはしない。むしろ、それまでは自分に慇懃な後輩社員が、道に迷った初老のタクシードライバーを、「何やってんだよ」などど罵倒したりすると、コイツ本当は怖いな、いつか俺にも逆キレしたりするのかな、と怖くなってしまう。
と、長年、何故、知らないひとに横柄な態度がとれる人間と、そうでない人間がいるのか、疑問に思っていた。が、何故、公共のサービスにはきちんとお礼を言って、対等に接するべきなのか、を簡潔明瞭に説明する文章に巡り会った。そこにはこういう風なことが書いてあった。
粗相をした店員を叱るひとは、みんなこういう。だってお金払ってる客だから、と。
確かに、客は対価を払ってサービスを受けている。しかし、例えば、レストランで払うお金は出される料理の材料や調理やその場所代であって、その料理をもてなすサービスは入っていない、という考え方。だから、料理を出されたり、ワインをついでもらったら、ありがとう、、と言うべきなのだ、と。
もし自分が金を払っているから威張ることができると思っているのなら、欧米のように、その「サービス」にたいしてチップを払うべきなのだ。ただし、チップの国でも、ちゃんとした客は彼らが受けたサービスの質が高ければ、ちゃんとお礼を言うものだ。
ちなみに、だが、店員に横柄な態度をとる客に限って貧相に見えてしまうのは、自分たちが払っている対価以上のものを要求するセコい人間だからなんだろうと思ったりするのだ。
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