- 名前
- 阿部嶺二
- 性別
- ♂
- 年齢
- 56歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- これでも誠実なんです。
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我思う、故に我あり
2024年07月09日 18:07
どうやらカラスは未来を予測して行動ができるようだが、その予測のための大きな二つのアプローチがあるのをご存知だろうか?
それは
演繹法(えんえき)と帰納法(きのう)と言われるものである。
演繹法とは
物事の法則を念頭において、実際の出来事を司ろうとすること
帰納法とは
逆に出来事のパターンを集約して理論を導き出そうとするもの
前者は理系が好み、後者は文系が好む傾向にある。
私は文系の典型なので、自分の経験から、あ、そういうことか、あ、だからこうなるわけだ、
じゃあ、次はこうなるな、と予測をする。
いきなり高尚な話から入ってしまったが、
デジカフェというのはどうやら演繹法の権化のような場所のようだ。
なぜなら、男性は女性のプロフィールやログなど、何の実態も裏付けもない文字の情報だけで(写真はほとんどが借り物だし、そのひとなりを物語るものは何もない)その人物像を想像しある程度の型にはめてアプローチをする。
女性はそのアプローチや自分が書いたログへのコメントで同じようにその男性のひとなりを自分の価値観やタイプなど様々な尺度や枠の中に収まるかどうかを見極めようとする。
そんな法則や型にいくらはめようとしても、そもそもその人物の「情報」がバーチャルなんだから、何の意味もないだろう、というのが私の感覚。
私は世の中の適齢期と言われるタイミングで海外から帰国したので、仲良くしていた女友達や先輩から毎週のようにブラインド・デートを仕組まれていたことがある。
何度もブラインドデートを経験して導き出した法則がある。
それは、、
初めて一対一で会う女性の評価は、それまでの期待値との相対的な距離による、ということだ。
つまり、、
期待値が高すぎると、いくら魅力偏差値が高い女性でも、とても素敵な出会いだったとは思えない場合がある。
逆に、どーせたいしたことないだろう、と期待値を低くしておくと、偏差値50の平均的なひとでも、とても魅力的に感じたりする。
それ以来、私は異性との出会いだけではなく、たとえば、人から勧められたラーメン屋で並んでいるときや、映画、ライブなどで、意図的に期待値を低くしておくようにしている。
あいつは美味しいって言っるけど、まずいかも。
レビューはいいけど、そこまで面白くないかも。
何年か前はよかったけど、もう今はそれほどじゃないかも。
と。
一見、とても後ろ向きなアプローチかもしれないけど、
前評判は自分の予測に縛られず、どうせたいしたことないよ、ぐらいの気持ちで会いに行く方が、本当にいい結果に結びつくのでは、ということを言いたいのだよ。
もちろんある程度のログでの絡みやメールの交換はあっていいと思う。
こういうところは前もって知っておきたいな、とか、ログコメでちょっと気になるな、と思ったら、せっせと突き止めればいい。
でもそれもある程度達成したら、あとは実際はどうなのか、を自分の5感で感じることをしないと、その先はないし、と思うんだよねえ。
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