馬鹿な友達

先日の第一回口頭弁論は失敗に終わった。
しかし、慌てる事は無い。

原告側はもっと惨めなものだった。

提出した証拠があまりに稚拙だった為に、裁判官からの質問に狼狽する弁護士の姿は見物と言うか、哀れですらあった。


私に偽造結婚を告発され、ブローカーから責められたであろう原告は、
何とか一矢報いようと、当事者の友人に弁済を求めたが、

ここまで私が乗り出して来るとは思わなかったのだろう。


いくら脅しても相手にされないモノだから退くに退けず、
金まで遣って訴訟をおこしたが、
自らの低能ぶりを露呈する結果となる…
筈なのだが、

訴えられた友人も引けを取らない程の馬鹿。。。
全く、どれだけめでたく出来ているのか？

次回の口頭弁論へ向けて陳述書を作るために、資料をまとめて送って来るように言っても、一向に送って来ない。

私は催促すらせずに、本気でサジを投げようかと思ったが、
ギリギリで気を鎮めて煽り立てると、グダグダと弁解をしてきた。

よほど見捨てたくなるが、
正直、後ろで私が操っている以上、
負けたくは無い。

しかし、距離の離れた彼と、資料のやり取りをしている時間は無く、
テキストをLINEで送りあい、急いで陳述書の作製に取り掛かる。

まるで、夏休みの最終日に宿題を手伝う親の様だ。


次回の口頭弁論まで１週間を残して、
何とか陳述書を仕上げたものの、
まだ私には大切な仕事が残されている。

裁判官からの質問を想定した答弁例を作ってやらないといけない。

そんなこんなで、裏の執筆も進んでいません。