趣味は読書、家で…

趣味は読書と言いながら、本を読むのはもっぱら通勤帰宅の電車の中か外食や休憩に入った喫茶店、ファストフード店などである。
今日久々に、二時間ほど家で本を読んだ。いつもは付けっ放しのテレビを消し、アルコールも体に入れずに。
数年前のある休日、理由は忘れたが、なぜか松本清張の「小説帝銀事件」を読み始めて、確か一日で読んでしまった。
金欠で出かけられなかったのか、とても面白かったのか。
自分ひとりの時間を持つのも良いものである。
普段は世間と同じ情報を得ようとしているが、幾らか時代と関係なくなっても困りはしないだろう。
振り返れば、読書を始めた中学の頃は、食事の合間や、テレビのCMの間に本を読んで、父に怒られた。
ともかくあの頃は、時間を惜しんで読んでいたのだ。