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理想の男性は、ロッキー。

2007年05月17日 06:44

今の世の中、意志のない優しさが多い。優しければいいってもんじゃない。


最近、プライベートな時間を共有する相手の平均年齢を計算してみたところ、40歳という数字が出た。年上男性といることが多いから、時々、年の近い男性と飲みに行くと2~3歳年上でも非常に若く感じてしまう。


その人の経験にもよるけれど、やはり年上が持つ「余裕」が私は好きだ。特に、40歳を過ぎて人生の酸いも甘いも経験した男性の眼差しの暖かさは心地がよい。


私が「アニキッ!」と慕うある男性は、今年42歳。知り合ってから、4年くらいになる。会社の社長でありながら、一つの仕事だけでなく様々な事業を展開していて、見るからに仕事人間。休みの日は、自分のレーシングチームのコーチをしたりと、先日食事をした研究所主任の知人以上に“超”多忙な人。出逢ったときは、近寄りがたく、なかなか難しい人だった。とんでもない威圧感があった。

その彼と久しぶりに再会・・・

話を聞いていくと

「実は去年、俺、離婚したんだよ」

仕事人間で休みもろくに取らない人だから、昔は「よーく結婚生活維持できてるなぁ~」と心配したもの。だから、離婚の話を聞いたとき、いきなりの話でビックリしたものの、実際はそこまで驚かなかった。

何に驚いたか・・・久しぶりに電話をしたとき、声がびっくりするほど優しくなっていた。再会した時も、4年前からは想像できないくらい表情が柔らかくなっていたし、雰囲気がとても丸くなっていた。


・・・人生経験や“厳しさ”から得た優しさは本当に魅力的だし、本物だと思う。優柔不断からくる優しさや、媚を売る優しさではなくて、物事をしっかりと見据えて信念のある優しさとでもいうのだろうか? だから、厳しいことを言っても、言われる側はその中に優しさを感じられる。


だから、やはり生きていく中で後悔や挫折を経験することは大事なことだと思う。何もない毎日を淡々と歩むよりも山越え谷越え歩んだほうが、間違いなく価値がある。


そんなことを考えているときに見た「ロッキー・ザ・ファイナル」に、KO負け。公開当日、一人で観に行ったのだが、最初からずーっと泣きっ放しだった

もしロッキーの年齢設定がもっと若かったら、「女々しい奴だなぁ」と苛々していたと思う。けど、60歳の彼が発する言葉は妙に胸に響く。それは彼の人生そのものが言葉となって発せられているからだろう。


「ザ・ファイナル」を見た次の日、家で「ロッキー1」を見た。今まで気が付かなかったけど、最後の試合でアポロに判定負けしていたのね・・・

試合に負けても、人生や自分自身に勝利して愛する女の名を叫ぶロッキーの姿に改めて感動・・・「負け=負け」ではなく、「負け」を「勝利」に変えることができるのだとグッときた


ロッキー1」と「ファイナル」は、本当に熱いんです。


音楽も熱いっ。


人生を前向きに、熱く生きる人には間違いなく“Hit”


ロッキーのような男性、いないよなぁ~(笑)

このデジログへのコメント

  • りき 2007年05月17日 23:30

    ロッキーファイナルは観たい作品だったから是非観て来る!
    泣いてくる!
    あの音楽がまた聞きたい

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