- 名前
- けーでぃー
- 性別
- ♂
- 年齢
- 50歳
- 住所
- 奈良
- 自己紹介
- 「元」がつきますが一応プロの小説家。現在、 カムバック目指して修行中です。 そんな私...
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くどくをつんどく。
2018年09月29日 21:09
「埋葬もどき」
……とでもいうべきものを、私は、ずーっと続けております。
幼き頃から、四十路のおっさんたる現在に至るまで、ずーっと。
私の住む奈良県橿原市は。
奈良県内では都会の部類だとは思いますが、まぁでも田舎です。
緑豊かです。山も丘も川も池もあり、アスファルトではない土の地面が、
あっちこっちに多数、広く、見られます。
とはいえ。
もちろん、ちゃんと舗装された道路も通じていて、
少ないながら車も通っています。
……中学の部活では、車道に広がってラジオ体操やってましたがね。ふ。
で。
最近は見なくなりましたが、昔は時々、野良猫が車に轢かれてたんですよ。
川のそばだと、のそのそ出てきたのであろう亀が、グシャリと潰れてたり。
道路の上、アスファルトの上で、です。
そういう時、私は。
朝の通勤途中などの、急いでいる時でなければ、足を止めます。
そして。
近くにいい場所があれば、道路から離れたところ、雑木林の奥などに。
そういうのがなければ、とにかく道路からは目につきにくい茂みの中、木の陰などに。
とにかく「土の上」まで骸を運び、そこに置きます。
そして。
その場で、軽く黙祷などして、去ります。
穴を掘って埋めるとこまではしてないので、埋葬「もどき」なわけです。
川のそばなら、川に投げ入れますので、水葬になりますけどね。
猫や亀の他には、大きめの虫。
セミやバッタやカマキリ辺りも、路上で潰れてるのを見かけたら、同じようにしてます。
やっぱり、ほら。
長~い期間、路上に放置できれば、いつかはアリやハエがたかってくれるでしょうけど。
人通りがある場所だと、何日と経たず掃除され、ゴミ捨て場を経て、処理場送りです。
それよりは、彼の彼女の故郷で、大地に、河川に、還そうと。
土の上なら蟲のエサに、川の中なら魚のエサに。
あるいは、風雨に晒されて崩れて分解されて、植物の栄養に。
どうあれ、自然の輪の中へと。
その方が、彼も彼女も浮かばれるであろうと。
そのように思い、そうしております。
ほいで。
そういうことを、何回も何十回も何年もに渡って、続けていれば。
他者の成仏を助けるという、尊い功徳を積んでいれば、ですね。
いつの日か。
私が死んで、地獄に落ちた暁には。
きっと。
私の頭上に、どばーっと、まるで夜店のくじ引きのように、
大量のクモの糸が……いや、クモは相手にしてないから……だから多分、
お釈迦様が特別に発注したロープかなんかが、垂れてきて。
私は悠々と、天国へ昇れるってぇわけですよ。
どーです!
自分の死後までも考慮に入れた、この壮大な計画。
我ながら、なんとスケールの大きい男であることか。わっはっはっ。
このデジログへのコメント
うちも、家の前で野良猫が車に轢かれて
死んでしまいました
でも、犬や猫ぐらい大きくなると
自分達で触ることができず
保健所に電話して、処分してもらいました(;_;)
> はぎんちょさん
わかります。普通はそうですよ。
昔、広げた手の平いっぱいぐらいの、大~きな亀が潰れてるのに出くわしまして。
川辺だったので投げ込みましたが、なかなかの迫力でした。流石、田舎。
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