- 名前
- けーでぃー
- 性別
- ♂
- 年齢
- 50歳
- 住所
- 奈良
- 自己紹介
- 「元」がつきますが一応プロの小説家。現在、 カムバック目指して修行中です。 そんな私...
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嗚呼、憧憬のチョコスプレー。
2018年08月18日 21:08
私は、今でも貧乏ですが。
そもそも、子供の頃からずーっと貧乏でした。
例えばですね。
夏休みや冬休みに、家族連れで泊りがけでどこかへ行く、という行為。
ウチの宿泊先はいつもいつも、親戚の家ばかりでした。
おじいちゃんおばあちゃんの家、あるいはイトコの家。
あとは。
ほんの2、3回ですけど、親戚の人の会社の保養所。
私の父の会社には、そんないいものはありませんでしたから。
他には父の単身赴任先のアパートと、同じく親戚絡みで民宿に一度だけ、
泊まったことはありますが。
つまり。
いわゆる家族旅行で、
旅館・ホテルと名のつく立派な宿泊施設を利用した経験は、本っっ当に一回だけです。
疑うなら妹に聞いてみて下さいよ銀星旅館と言えばわかりますからええはい。
……旅館の名前をしっかり覚えてる、ってとこに信憑性があるでしょう?
小学生の時の、一泊こっきりのことですよコレ。
だからこそ、生涯一度だけの、「豪華な家族旅行の思い出」ということで
覚えているのです。
ですから。
修学旅行とか、あと拳法の合宿とかの時に。
立派な宿泊施設で寝るというのが、私には凄~く貴重な体験でしたよ、と。
そういう子供時代を送ってきました。
ほんで。
そんな私の、幼き頃の、誕生日にですね。
母が、ホットケーキを焼いてくれます。大きめのを三枚。
そしてその三枚を重ねて、ホットケーキとホットケーキの間、
及び周囲全面に、厚くクリームを塗って包み込みます。
そして仕上げに。
チョコスプレーを上からパラパラと。
「誕生日のケーキ」、できあがりです。
これが。
幼い私にとっては、
何よりも豪華で、綺麗で、美味しくて、嬉しくて……
あの時の気持ちは、深く深く魂に刻み込まれております。
ので。
四十路の中年おっさんとなった今でも、ですね。
デザートバイキングとかに行った時。
ソフトクリームの機械のそばに、トッピングとして、
コーンフレークなどと並んでチョコスプレーが置いてあると。
もうその時点で、鼻息が荒くなります。
ガラスの小皿に、ソフトクリームをにゅるるっと出して、
そこに、あの、憧れのチョコスプレーをざららららっ、と
いっぱい乗せて。
自分の席に持ってって、スプーンで大きくすくって、一口!
……至福の瞬間です。
チョコ大好きな身としては、チョコスプレーの上から更に
チョコソースなんかをかけると、もはや悶絶ものです。
てなわけで。
「お祝い事の時にだけ食べられる、豪華で綺麗で美味しくて嬉しい食べ物」
の象徴、ある意味私にとって「一番の食べ物」と言っても過言ではないのが、
このチョコスプレーなのです。
皆様にはこういう、幼い頃に鮮烈に焼きついた思い出深い食べ物、
って何かありませんか?
☆☆加えて☆☆
「あの頃」から、
もうちょっと私が成長して、もうちょっと家の状態が良くなって。
中学~高校ぐらいの頃の、私の憧れは、
「ビエネッタを切らずに一人で丸かじり」でした。
就職してすぐ、東京へ転勤になりまして。
社員寮の部屋で、実行しましたよ~ふふふふ。
ま、流石に一気一本食いはしてませんけどね。
でも今でも、太ることさえ無視すれば、
一気一本食いできる自信はありますぜぃ。
……無視できないから、できませんけど。うぅ。
このデジログへのコメント
チョコスフレとチョコソース、おいしい
ですよね~(^o^)
ソフトクリームの上にのっていたら
ワクワクします♪
> はぎんちょさん
世の中、豪華なケーキやお菓子は数あれど。
単純な「チョコとアイス」こそが二大巨頭、双璧、東西横綱、だと思うのです。
まぁ私が、豪華なケーキを食べてないってのもありますが(苦笑)。
> つたえさん
はじめましてっ、同志よ!
ビエネッタはもう、味以前に外見が既に「豪奢」ですよね。豪華と言うより豪奢と言いたい。
もちろん職人の技なんかではないんですけど、そんなイメージで見れます。
ホットケーキケーキの上のチョコスプレー。
お母さまの愛を感じます。
私も今度作ってみようかな?チョコがけで。
> 真魚さん
狭い団地暮らしでしたが、それでも家賃、そして衣食など、やりくり大変だったと思います。
そんな中での、精一杯のご馳走だったんだろうなと。
でも純粋に、美味しいんですよアレ。ぜひどうぞ!
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