- 名前
- ぱすかる
- 性別
- ♂
- 年齢
- 73歳
- 住所
- 福島
- 自己紹介
- 中身は40代。 気が弱く臆病だが、ココロは獰猛。
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おまえの短所
2018年05月10日 09:28
非常に説得力がある良い話ですね。読めたら読んで下さい。shinshinohara@ShinShinohara
小学生の頃、協調性の乏しい私にほとほと手を焼いていた担任教師は、
とうとう私を罵るようになってしまった。
それを察して、父が初めて保護者面談に小学校に。
そして私の問題行動を指摘する担任に
「それは息子の長所です。どうか長所を潰さないでやってください。」
短所としか思えない私の行動を「長所」と言われてキョトンとする担任。
父は続けた。
「世の中には、たった一人で孤独にこなさねばならない仕事がたくさんあります。
ダムの保守点検、夜のビルの管理。息子は孤独に強い。
孤独に強い人間がそうした仕事につかなければ、社会は回っていきません。」
「協調性を重んじる気持ちも分かりますが、社会はいろんな人間を求めています。
もし協調性の高い人間ばかり育ったとしたら、
誰が孤独な仕事を引き受けてくれるでしょう?そうなれば社会は回りません。
息子のように孤独に強い人間も、社会は必要としています。
だから長所を潰さないで下さい。」
短所としか思えなかった私の特徴を「長所」と説明され、驚いた担任は、
クラスの中の問題児と感じていた子についても相談し始めた。
欠点だとばかり思っていたことが、全てその子の「特徴」であり、「長所」であるという話に驚き、
相談を次々重ねるので面談は1時間超に。廊下に何人も待つ親御さん。
次の日から、担任の私への接し方が変わった。
無理に私をクラスのみんなと協調させようとせずに、私を注意深く観察するように。
そして絶妙なタイミングで声かけするように。
すると興味深いことに、協調性のなかったはずの私が、自然とクラスに馴染めるようになっていった
子どもに「短所」はない。ただ「特徴」があるだけ。
その「特徴」は、他の子には見られない「長所」でもある。
それが短所に見えてしまうのは大人の側が、ある価値基準を持ち、
それを子どもに当てはめて評価するから。
特徴が短所に見えるのは、価値基準にこだわるから。
「切る」という価値基準から見ればカナヅチは能無し。
「クギを打つ」という価値基準から見ればノコギリは能無し。
しかしカナヅチはクギを打ち、ノコギリは切るという「特徴」を備えるのだから、妙な価値基準を押し付ける方がおかしいというのは容易に察しがつく。
しかし、私たちは子どもに「価値基準」を当てはめて眺めることが多い。
そのために子どもの「特徴」が短所に見えて仕方なくなり、それを矯めようとする。
しかし「角を矯めて牛を殺す」という言葉にあるように、
特徴を否定された子は自分に誇りが持てず、心を閉ざすようになる。
遊ぶ姿、寝るまでの過程、駄々をこねたり笑ったり、様々な様子を「観察」する。
何かの価値基準という「色眼鏡」を外して、子どもの様子を虚心坦懐に。
すると我が子の「特徴」が見えてくる。
その特徴を活かせば、そのまま「長所」になる。️
このデジログへのコメント
美奈の親も、小5~6年の時のクソ担任に、こんな風に言ってくれてたらな。
ま、美奈が特徴のある人を長所・個性と感じてうまく伸ばしてあげれるようになろう!
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