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奇妙な味のイギリスTVドラマ
2017年11月30日 21:15
見た作品の印象だけで、すべての作品に通じるわけではありません。たとえば人気作品のカンバーバッチ主演の『シャーロック』や、『ダウントウン・アビー』などは、イギリステイストはあるものの、アメリカTVドラマと大きな違いはないと思います。しかし、中に奇妙な味をもつ作品があります。
『THETUDORSヘンリー8世背徳の王冠 』は、カトリックローマやフランスとの対立、トマス・モアとの確執などがいちおうメインの出来事として取り上げられている歴史ドラマですが、王の色恋沙汰と王妃たちの処刑にいたる話に傾きすぎていて、描き方もエキセントリックです。一部CGが使われていますが、セットや衣装にずいぶんお金がかけられた作品ですが、つまるところヘンリー8世の狂気じみたエロスと残
酷さを描きたかったのかというのが最後の印象です。
また『刑事アナトラヴィス』は前にも書きましたが、事件とその解決のサイドストリーのはずの上司との恋の駆け引きがしだいにメインになってしまうのは、たぶん途中でシナリオが書き直されていったのかと思うほどです。
さらに『刑事ジョン・ルーサー』では、刑事ドラマらしくいちおう事件と犯人追跡がメインなのですが、天才的な女性連続殺人犯のとの奇妙なつながりを描くことがそれを上回っていき、やがてルーサーと彼女との心理ドラマに変化していくのも、刑事ドラマの常道からは離れています。ルーサー役を演じるイドリス・エルバの半端ない、ドラマを超える存在感ゆえかなーと思ったりします。
もちろんそんなアメリカTVドラマにはないイギリスドラマの「奇妙さ」が魅力的なのです。それがどこから生まれるのかと考えるのですが、たぶん製作者がBBCであり、アメリカほど視聴率に一喜一憂しなくていいので、結構傾きすぎに作ってしまうことや、より根本的には、アメリカの勧善懲悪型モラルと異なった「情念に支配され、表と裏の顔を持つ複雑な人間」というイギリス流の皮肉な人間観(人間、そんな単純じゃないから)から来ているのかなと感じます。合っているかどうかは分かりません(笑)
時間があれば、ぜひイギリスのドラマを。
このデジログへのコメント
面白そうですね。イギリスとアメリカの違いの考察も。
普段ドラマは見ないのですが、調べてみようと思います。
ぜひぜひ。amazon tv、hulu、Netflix、なんかで見られますー
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