【お題日記】神対応だなと感じたこと

昔の話だけど


大学生の時にネラン先生というフランス人の先生がいて、この人が新宿でバーを経営してて、バーテンダーを自分でやってた。

もう一人、三雲先生という人がいて、ガラガラの声でちょっと悪役商会的な迫力のある人で、たまに学校終わると飲みに行くわけ。

ネラン先生のお店にも行くんだけど、当時の新宿歌舞伎町という土地柄と三雲先生の容貌が微妙にマッチしてなかなか迫力がある組み合わせだった。




実は三雲先生は遠藤周作とともに戦後初のフランスへの留学生としてフランスへ渡った人物であり、ネラン先生は彼らをフランスで受け入れたカトリックの司祭だったのです。

遠藤周作の作品にでてくる人物のモデルになった人たち。

もうお二人とも亡くなられた。田園調布の教会での葬儀にも参列させていただいた。

ものすごく貴重な時間を与えられたと思う。


こんな何も分からない若造を相手にしてもらって、本当に感謝。