不倫も誠実に

世間では「不倫」という関係が不誠実なものだと思い込んでいる部分があるが、それは大きな間違いである。「不倫」、これこそ本来の純粋な「愛」だということも出来る。なぜ「不倫」が「純粋な愛」なのか？「ふざけるな！」という真面目馬鹿もたくさん居るのでしょうが、冷静に分析してみてください。独身同士の恋愛の着地点は「結婚」、世間では目出度しめでたしなのです。しかし、結婚って「社会的契約」ですよね、「恋人同士」という関係を世間的に、法的に拘束するわけでしょう？他の男、女とセックスしちゃ駄目、扶養の義務があるぜ、セックスしないと離婚原因になるぞ、主に旦那は稼ぎを家庭に入れろ、その代わり炊事洗濯エッチの受け皿になってあげるは「一生ね」っていうような契約だともいえる訳ですね。こんなの愛じゃないだろうが、適当な生活共同体の成立に過ぎんともいえる。いわゆる「一丁上がり」だよね。そこには恋愛は存在しなくなるのは当然かもしれない。それに比べて「不倫」の終着駅は別れである。永遠に続くとは思えない男と女、だから切なく激しく刹那的なんだよね。生活者としての「所帯染みた」雰囲気出さずに、肉体と心だけの男女関係がある。コリャ竹内久美子先生じゃなくても、精子が「不倫」の時が最も多く放出されるという精子人類学の情報も肯ける。つまり、「不倫」の方が純粋な肉体と心の交流なのだ、夫婦愛ってのは、ありゃ愛情だよ生活の同士ってだけだよ。ただそれは疲れることもない、空気のような存在だと平気で言える関係なんだよ