ありがとう

私のお部屋に、ジュエリーボックスがある


そして、それには指輪やネックレス、ブレスレットやアンクレットなど

そこそこの数が入っている



1つ手に取り「これはたしか、2500円」

別の1つは「上野で買った、1200円」


どれもこれも、可愛いけれど価値は低い




けれど、どれもこれも私の宝物だ




アルバイトもしたことがあるし、今だってちゃんとお仕事をしている私は

100円を稼ぐのがどれだけ大変か知っているつもりだ



これらの貴金属は、みんな買ってもらった



だから、どれをとっても失くしたくない
すごく大切なもの




芸能人が結婚したりすると、たまに指輪披露していたりする


週刊誌や芸能ジャーナリストが方々を調べ

「●●ジュエリーの作品で、なんと2000万円だそうです」
なんて言葉も耳にしたりする




記者会見とかで「彼がデザインしてくれたんです」
なんて甘い言葉もついたりする





すごいなぁ、と純粋に感心する





私も、それなりのお値段の指輪を持っている


デザインも刻印も、全部私に決めさせてくれた

ダイヤがついた、綺麗な指輪



内側に、そっと刻印がしてある



「I am yours」




私はあなたのもの





この気持ちは、今も変わらない




同じボックスに、彼がしていた指輪もしまってある




内側に、刻印がしていある




「together,Forever」



大きな指輪にびっしり、文字が1周する




その言葉通り、一緒に、永遠に




今も私のそばに、あなたがいると感じる




ありがとう









ありがとう




掲載元
http://news.livedoor.com/article/detail/7353640/