- 名前
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- 自己紹介
- 自己紹介…になるのかな。 デジタルというよりアナログな人間かと思うんですが…。 傍目...
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夢
2007年01月24日 19:48
希望的な夢ではなく、皆が夜に寝ているときに見る夢のことです。
当たり前のことですが、その夢を見ているときは これが現実なんだ と思って見ていました。どういった心境であったのか未だに はっきりとはしません。夢は現実とのリンクがあるようにも感じますが(かなわないことを夢で実現させる ようなことですかね?)
とにかく不思議な感覚を残したままだったので書き込んでます。
不思議な夢を見た。
そのときの僕は活気もあり、きつい状態でもありませんでした。ただ漠然とこの夜が明けたら、48時間経ったらとはっきりしないところですが、『死』ぬんだな…ということを理解していました。
怖かった、何が怖いのかと考えた時、痛いとか苦しいとかではなく存在そのものが無くなってしまうことが怖かった。その怖さを感じている自分すらなくなってしまうと言う感覚が怖さの原因であった。
自分も現実世界では医師なので、あぁ血液の病気なんだと理解していました。血液疾患の場合、感染症さえ気をつけていればよほどグッタリすることはありません。その代わり、合併症を伴なうと色々厄介な状態へと発展していきます。
そして探していました。何を探していたんだろうと思うのですが、治療法…このあたりが夢だなと思うんですが、当て所もなく友達と数人で捜し歩いていました。
妙なことに焦ってはなかったんですよね。諦めてもいなかったにもかかわらず。諦めたら探さないですよね治療法なんてものは。
そして一緒に探してくれる友達が妬ましかった。羨ましかった。明日が普通にあることがすごく羨ましかった。
この点で感じたのは怒りがなかったことでした。怒りよりも恐怖だったんだとは思うのですが…。
今の僕でも思うのが、諦めないんですね。諦めきれないと形容したほうが感覚として近いです。テレビでも映画でも病気などでなくなっていく子はいます。現実に亡くなっていく子を見取っているので映像の世界にリアリティーは感じないんですが、その映像でのシチュエーションが、現実の場合と重なりすごく凄く泣いてしまうことは多いです。
少々ずれてしまった。
僕は、最後の最後まで治ると信じ治療法を探し続けていた。焦りもなく、怒りもなく。凄く不思議な感覚でした。夢から覚めたとき、普通に自宅で寝ている…安心もしましたが、見てよかったと思った夢でした。
人は実際にその状況におかれないと、そのときの心境は分らない。とくに病気なんてものは。
後から思い返してみて、凄くすごく印象深い感覚、心情を残した夢であったためここに記そうと思った。
メモ帳にも長々となったが書き記した。自分としては1つの警鐘であったのではないかと思い至っている。
医師になってやや経つが、命の重みを感じる。軽んじない。ということに。
もしこれを読んでくれた人がいたら、ちと自己回想記みたいな文章で申し訳ない。
本当に不思議な夢を見た。
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