尊敬できる人って誰？

死を選ぼうとした親父って答える

小さな会社で父親が専務　父親の実兄が社長で
仕事の取引先で　地元では大きな造船所の保証人になり
（父親は　実兄の社長が造船所の保証人になる事を猛反対していたけれど･･･）
よくある話しで
不景気になり　いろいろな悪条件が重なり
結局造船所は倒産し、保証人になった親父達会社も共に倒産
その時自分は　田舎を出ていて　東京で公務員をしていて知らなかった
いろいろな話があるが　端的に言えば　
会社の従業員の皆さんに支払うお金も無く
父は自分が死ねば　生命保険金で従業員に給料が支払えると･･･
首を吊ろうとしていたところを母が見つけ　必死に止めて大事に至らなくて済んだが
職人堅気で不器用で･･･

親父は何も言わないが
人の上に立つという事は　それだけの責任と覚悟が必要なんだと
教えられた気がする

今まで生きて来て　公務役人やいろいろな会社役員等々を見てきたが
責任転換をする立場が上な役人や　責任を取らずに逃げる会社役員とか
少数であって欲しいが　上の立場に立つ人間ほど　陳腐な保守に走る様を見たり聞いたりしてきた
親父のような考えを持つ大人達には　あまり出会えていない

死を覚悟する
自分も公務員時代に　死を覚悟する危険な仕事に就いた事はあるが
親父のその時の覚悟とは違うモノなので
心の中で　ずっと
親父を尊敬している自分をここに記しておき
誰かが読んでくれたら　嬉しいと思う

※勝手な文章で不快に思われたら謝ります　すみません