- 名前
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解決策はかかわることしかないような気がするのです。
2014年09月18日 18:54
企業が不祥事を起こすとトップの方が
「知らなかった」
「把握していなかった」
(だから俺様の問題ではない。)
という言い訳をおっしゃる残念な社長さんが多くなってきました。
しかも大企業。
私には上に立つ能力がないと言っているようにしか聞こえません。
能力ないのを全国に晒すなんて勇気あるなーと思ってしまいます。
全体を把握できていないこと
統治・管理能力がないこと
を広言しても
恥じになるだけで
免責される理由にはならないと思うのですが。。。
少し古い話ですが
某雪印の
「こっちだって寝てないですよ、そんなこと言ったら!」(逆切れ)発言
懐かしいですね。
大企業の社長様だけではなく
そこかしこで
知らなかった(から俺関係ない)
把握していなかった(から俺責任ないよね?)
という発言を言う人が多いように思います。
免罪符のように「知らない」という言葉が使われています。
元々日本は
察するとか慮(おもんぱか)るという良い風習があったと思うですが
今は殆どなくなってしまったようです。
残念。
年金問題
認知症問題
貧困問題
少子化問題
原発問題
米軍基地問題
ヘイトスピーチ問題
いろんな問題が
最近になって筍のように出てきているように見えるわけですが
元々あったのだと思います。
みんな知ろうとしなかっただけで。
知らなかったから被害者です
という立ち位置は違うのではないかなーと思います。
例えば原発問題
これは日本国全体のエネルギー問題を左右することなので
当然、各電力会社の取締役会や株主総会で決定したわけではなく
国会などでも議論されていたはずです。
国のエネルギー政策として実施されてきたわけです。
全てが隠されていたわけではありません。
しかも
国会は私たちが投票して選ばれた人達です。
国会議員だけが悪いとか言うのもおかしい。
選んだ側(つまり我々)にも問題の一旦はあると思います。
(原発が悪い、自民党が悪いと言う人はきっと共産党など野党に投票し続けた人なのだろう。多分)
国会中継も見ない
選挙にも行かない
今まで何もしなかった人が
被害者ヅラして原発は危険だ
原発は悪だ
即、原発停止
子供達の未来を守ろう
代替エネルギーは俺たちが考えることじゃねー
政府、役人が考えろ!と言っている人に違和感を覚えます。
原発停止を声高に叫ぶ人は多くいますが
その代わり
原発関連企業の人は失業します。
内需企業にしわ寄せが行きます。
家庭にもかなりの負担を強います。
全体的に貧乏になることを受け入れましょうと同時に言う人はいません。
原発停止してからこのかた
どんなことが起きたでしょうか?
老朽化した火力発電所を頑張って使っています。
設備更新しなければ
そのうち使えなくなるか重大な事故が起きるでしょう。
火力に使うガスや石油の輸入金額は半端ないことになっています。
円安というダブルパンチで電気代等に上乗せされて一般家庭や企業を圧迫しています。
電気代が高いということは企業の原価を圧迫しているということです。
製品価格に転嫁できる大会社は良いですが
転嫁できない中小企業は利益を削って凌ぐことになります。
利益を削っても人件費や電気代が安い海外企業が競争相手であれば
企業努力でどうにかなるレベルではありません。
お仕事自体、打ち切られることになります。
益々、内需モノヅクリ企業は倒産することになり
モノの生産は海外へシフトすることになります。
今は円安なので
海外の原料を輸入して国内で製品化、再び海外に輸出するより
海外の工場で製品化し、海外現地で売る方が経済活動としては理に適っています。
その状態が続くと国内は益々空洞化し、国内にお仕事がなくなり、失業率が上がることになります。
幸いオリンピックや災害復旧があるので内需も悪くない状況ですが
5年後のことを考えると怖い状況だと思います。
原発使うな
経済は成長させろ
は相反することなのです。
何故危険な原発を使用していたのか
もっとよく考えるべきだと思います。
利権やらなんやら、あったのでしょうが
事故さえ起きなければ安いエネルギーだから使用されていたのです。
大気を汚さないなどというお題目もあったのでしょう。
安全でクリーンと言われているエネルギー
(例えば太陽光とか)は
高いから普及しなかっただけなのです。
太陽光の補助金なんて電気代に上乗せ
徴収されているのを知っている人はどれくらいいるのでしょう。
その補助金は、太陽光設備を設置、供給している会社に支払われているのです。
要は、自前では赤字なので国民から赤字分を徴収して企業として収支を合わせているに過ぎないのです。
補助金なしで太陽光を事業化、黒字にできるレベルではないのです。
原発、自然エネルギー双方に長所と短所があると思います。
原発がダメなら経済が縮小するリスクを受け入れなければなりません。
電気代や諸々の金額が上がることを受け入れ化ければなりません。
要は今より貧乏になることを受け入れなければならないということです。
稼ぎが右肩上がりの人や裕福な人は良いと思います。
しかし
大多数の庶民は今より生活レベルを下げなければならないということです。
いろんな経費増は税収が目減りすることにも繋がっていきます。
(要は企業の利益が下がるので法人税収が下がるという理屈です。
もちろん原価が上がる以上に売上が上がれば問題ありません。
現状では、企業全体が右肩上がりの経済成長、バラ色の未来を想像するのは難しいと思います。)。
税収が下がるということは国債(借金)の増加
若しくは
福祉サービス(社会保障の質)が低下するということです。
これから高齢化が半端ないことになっていきますが
福祉サービスが低下するということは
貧乏な老人は早く死んでねという世の中になるということだと思うのです。
みんな
そんな世の中で良いのですか?ということを問われているのだと思います。
知らなかったでは済まされない世の中になってきているのだと思います。
知らなかった。あぁそうですか。バカだから割りを食うのは仕方ないですね
貧乏なら仕方ないですね。
なんて
簡単に言われてしまう世の中になってしまう可能性が非常に高くなっているのだと思います。
世の中の事柄は一面だけではなく
いろいろな面を持っています。
単純に良い悪いで割り切れるわけではありません。
様々な選択肢から
どの特徴を取り入れ
どの特徴を捨てるか取捨選択することだと思うのです。
エネルギー問題で言えば
原発を選べば安全のリスクは高いけど
(事故さえ起きなければ)費用が安いため経済活動に優しい。
自然エネルギーや火力を選ぶのであれば
調達コストが膨大になり家計や企業を圧迫するため
国際競争力や個人のお給料が目減り、失業リスクが高まる
また、中東リスクに左右されやすくなる。
電力制限で停電がしょっちゅうなんてことも予想されます。
皆さんどちらが良いですか?ということだと思うのです。
今まで良いとこ取りできた来れたように見えますが違います。
リスクを知らなかった(知ろうとしなかった)ことによって錯覚していただけなのです。
リスクが顕在化しただけと言っても良いと思います。
パンドラの箱が空いてしまったのかもしれません。
箱の中に希望が残っているうちに
知ろうとしなかった(目を背けてきた)問題を
自分のこととして考える時期に差し掛かっているのかもしれません。
知らないまま幸せに死ねた時代は終わったのだと思います。
係らないことが安全な時代は終わったと思います。
係らないと危険な時代になってきたのだと思います。
誰かが自分のために最善の方法を考えてくれることはありません。
自分で考えて
自分で行動して
自分で結果責任を負う
そういったことがこれから普通に求められてくるようになってくると思うのです。
皆様はどう思いますか?
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