【百質68】色覚検査

Q:学校の保険医です。健康診断で色覚検査はすべきでしょうか
A:やれよ。

色覚検査導入は簡単だ。教材みたいなのを一時的に見せて反応をみるだけだ。
だからやるべきだろう。

しかし筆者はこう思う。
「就職活動ではじめて色覚検査を受け色盲とわかり、その色盲が理由で好きな会社に就けなかった」
こういう事例については首を傾げる。
もし自分が面接官だったら、「志が高く、スキルもあり、成績優秀なら、色盲だろうが雇う」。むしろ何かのハンデを潜在的に背負っててもこれまで順風満帆に生きてきた生活力というか逞しさはプラス評価だ。
「優秀でも色盲だからダメ」と言う会社は所詮、程度が低い会社だ。
そんな会社は色盲をメクラツンボと同一視してる馬鹿で阿呆で間抜けな差別主義な黒企業だ。
「そんな会社に就けなくて良かった」と思うべきだろう。

だから色盲検査やるやらない議論よりは、「志高く優秀でも色盲」と「志無くても健常」を比して後者を選ぶような企業たちの体質を改めるための努力をしなければならないだろう。