- 名前
- 厚木氏129
- 性別
- ♂
- 年齢
- 47歳
- 住所
- 福岡
- 自己紹介
- 福岡天神のマンションで一人暮らし 旅オタ。 (←最近してない ゲーオタ。 (←最近や...
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やっと書き終わった 1
2013年12月07日 00:22
もうすぐクリスマスだけどお前らどうすんの? 死ぬの?
※脚色を交えたフィクション注意
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天神の西通りは、かつては親不孝通りと言って、飲み屋の並ぶ繁華街でした。
今もそうだけど。
おれがたまに行くバーは、一年ほど前に、仕事の帰りに連れとたまたま立ち寄った店です。
この店は綺麗どころは一人もいません。
連れはそれが気に入らなかったらしく、それから行くことはなかったようですが、おれはどういうわけか気に入って、仕事帰りに寄る日もあります。
薄暗い雰囲気なのに、女っ気は皆無。
客は独身風の老人がいるくらい。
若いバーテンさんが黙々と仕事をしています。
野菜のミックスジュースがあって、おれのお気に入りです。
客が少ないので、一人ボックスシートでゆったりもできます。
店のことは置いといて、そろそろ話を進めましょう。
さて、その日は雨でした。
どういうわけか10人くらいの団体客が入っていて、おれはカウンターに座りました。
中年男性3人、若い女性7人ほどいるようです。
近くの飲み屋から流れてきた客のようで、すでに出来上がっています。
男たちは女に挟まれてご満悦のようです。
「それ何ですかー?」
あぶれた女の一人がカウンターに来て、おれのジュースを見て言いました。
「野菜ジュースだよ」
「えー何それ? おかしい」
キャハハと笑いながら同じものを注文しています。
他の客も野菜ジュースを頼みだしました。
そんなきっかけで、おれは男たちと同席して雑談を交わしました。
この客たちは占いの順番待ちをしていると言います。
同じビルの別の店で、占い師が来ているそうです。
このあとおれは騙されます。
このあと騙されます。
2回書きました。
占う予定なのは4人の女性たち。
そのうち3人はそれぞれ男性が付き添うようです。
そして残りの一人の女がおれに言いました。
「わたしだけひとりになっちゃうから、一緒に来てくれませんか? 一緒に入ってくれるだけでいいので」
「他人に占いの内容を聞かれたくないでしょう?」
「聞かれても大丈夫です。もし嫌なら、同席するんじゃなくて、待合室まで一緒に来てくれれば」
「じゃあ、店に財布預けて行くならいいよ」
「もちろんです! 手ぶらで平気ですw 自分だけ一人じゃちょっとねwww」
補足すると、この店の金庫に貴重品を預けることができます。
これからおれがこの店に通う金額をふまえると、トラブルになるのは店にとっても割にあわないはずです。
頭の中でざっとそこまで考えてバーテンさんを見ると、いいよ、と指で丸を作ってくれました。
そんなわけで、おれも占い師とやらの店に行くことにしました。
おれは騙され中です。
騙され中です。
2回書きました。
「どんなこと占うの?」
「双子の姉の行方を知りたいんです」
彼女は意表をついた打ち明け話をしてくれました。
彼女は田舎育ちで、姉は10年ほど前に失踪したそうです。
もちろん警察にも届けました。
両親とも半狂乱になって探したのですが、結局見つかりませんでした。
事故ならば遺体が出てくるはずなのに出てこないため、事件の可能性もありました。
しかしその後の行方がわからないままで、今日に至るわけです。
「放課後、道で遊んでいたらいなくなってたの」
2人はいつものように話しながら帰宅していました。
そのとき友達は一緒にいませんでした。
自宅が同じクラスの子供たちと離れていたため、ふたりで帰宅し、ふたりで遊ぶことが多かったようです。
「姉が先に帰ったと思って一人で家に帰ったら、母親だけだった」
失踪した現場の近くには人もいない、車もなかった。
仮に家出か誘拐があったとしても、必ず通るだろうという道があります。
そこを通った人たちに目撃情報がなかったこと。
ボックスシートで一緒に話を聞いていた客たちも「不思議だ」という感想を漏らしました。
「そうそう。本命はこの子の悩みなのよ」
「わたしたちの恋愛相談はついでよ」
「この子はもともとプロの人を雇うためにオミズはじめたんだよ。泣かせるよね」
「これから行く占い師は、霊能がある本物の人なんだって。それで来たわけ。本物かどうかもうすぐわかるねw」
補足。
客の名前は知りません。
おれも名乗っていません。
○○ちゃん、とお互い呼び合っていたりもしましたが、おれは覚えていません。
騙され中のおれは騙されていることも知りません。
後半に続く。
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秋ごろ書き始めて12月になってしまった。
もう自分で面白いのかどうかわからなくなって、うpするのが怖い。
あとで消すかも。
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