- 名前
- くまごろう
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- 年齢
- 56歳
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- 鳥取
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- 最近は正しい近代史を中心にログを綴っております。 日本人であることを誇らしく思う今日...
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世界最強軍隊の最強武隊の話
2013年12月03日 23:41
今日はちょっといつもと違う切り口。
第二次大戦中、「世界最強の陸軍」と呼ばれていた大日本帝国陸軍。
その陸軍内で「最強の部隊」と呼ばれていたある部隊のお話です。
台湾東部の山岳地帯に、高砂族という原住民部族がいます。
「高砂族」というのはこの地域の原住民の総称で、実際は11の部族があります。
彼らは非常に勇猛な戦士で、とても優秀で忠誠心に厚い人たちでした。
日本軍からの1,000人規模の隊員募集に対して(徴兵ではなく志願兵)じつに40万人の志願者があり、なかには血判書持参で来るものまでいるほどで、驚いたのは軍のほう。
落選したものはその場に崩れ落ち、泣き出すものまでいるという状況に面食らったそうです。
さて。
第二次大戦が始まって、日本が南方作戦を本格化したとき、各地へ彼らも派遣されました。
フィリピンやニューギニアなど、熱帯のジャングルに派遣された彼ら。
日本兵は一人残らず息をのむことになる。
一旦ジャングルに分け入ると、コンパスが無くても方位を理解し、山の形を一度見れば決して忘れない。
サバイバル生活にも慣れていて動作は機敏。
夜目が効き、身も軽い。
食料の調達にも知識に明るい。
そしてジャングルでの白兵戦では鬼神の如く無敵なのに、上官への忠誠心と戦友への愛情は人一倍という、まさに「最強部隊」だったのです。
その全てを彼らから教わったという日本兵の多いこと。
疲労や伝染病で動けない日本兵のために食料を調達したり、索敵や斥候、夜襲やゲリラ戦を得意としていたこともあり、南方各地での快進撃も「彼ら無しではありえなかった」「彼らのおかげで成功した」と言われているほどです。
当時最強といわれていた日本軍をして、そこまで言わせるほどの部隊。
次のエピソードは、彼らが忠誠心に厚いことがよくわかる逸話です。
あるとき、高砂義勇隊の一人が餓死する事件がありました。
食料の途切れた部隊から、ひとりの高砂義勇隊員が兵站まで食料を取りに行くことになりました。
銃弾飛び交うジャングルの中を、食料をめいっぱい背負い部隊へ急いだ彼は、道半ばで餓死しました。
背負った食料を一口も口にせずに。
飢えて待っている日本の戦友のための食料だから、口に出来なかったといいます。
現在、靖国神社には彼ら高砂義勇隊を含む台湾兵士2万7千柱がともに祀られています。
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