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ハダカの美奈子 苦戦で打ち切り
2013年12月01日 08:49
日刊ゲンダイ 2013年11月30日10時26分
元オセロ中島知子(42)の主演映画「ハダカの美奈子」が、公開からわずか3週間で打ち切られた。
12月1日まで公開の大阪の一館を除き、すべての上映館が11月29日までに公開を終了した。
打ち切りを数日早めた上映館もあった。
松本人志(50)監督の「R100」が5週間、上戸彩(28)主演の「おしん」が4週間……ともに、この秋に大コケした話題作の打ち切りまでの期間だが、「ハダカの美奈子」はそれすら下回ってしまった。
どこまで不入りなのかと、上映最終日にシネマート六本木に足を運んでみると、150席の館内に観客は10人程度。
当初含まれるはずだった過激な濡れ場シーンなどをカットし、ファミリー向けに編集した「PG12」バージョンなのに、平日夕方上映のせいか家族連れはなし。
ほとんどが年配の女性客だった。
映画の中身は、美奈子と6人の子供たちの10年後を描いたフィクション。
離婚で小豆島を離れることになった美奈子と6人の子供たちが、船で旅立つシーンから始まり、10年後の美奈子ファミリーの現状を浮かび上がらせていく。
長男シオン(菅谷哲也)は家出中、長女ノエル(平嶋夏海)は家を出てグラビアアイドルをしているため、美奈子と同居をしているのは4人。
美奈子は介護施設で忙しく働くという設定。
それぞれ問題を抱えるようになった子供たちと、かつて似たような問題を抱えていた美奈子の過去とがオーバーラップする展開で、それぞれが成長していく姿が描かれる。
思わずホロリとなるシーンもいくつか含まれている「家族ドラマ」だ。
それだけにこの作品には、“色モノ映画”として売り出したことの戦略ミスを指摘する声もある。
映画公開前、中島知子は作品と連動する形で大胆なヌード写真集を刊行。
映画プロモーション活動や舞台あいさつでも、ヌードシーンばかりをクローズアップしてしまった。
もちろん、ファンへのサービスもあるだろうが……。
映画「ハダカの美奈子」は来年2月、過激なシーンを収録した“18禁”バージョン(R18)が公開されるが、果たして挽回できるだろうか?
最終日もガラガラ…
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