- 名前
- 朝居
- 性別
- ♂
- 年齢
- 40歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- たまに来て書き散らすくらいの利用。 出会いは探してないです。
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通勤路
2013年11月30日 21:28
昨日寝たのが3時だったので惨事になるかと思ったけれど、鋼の精神力で無事に起きる事が出来た。
不思議なのだけれど、寝る前に「俺は今日○時に起きる。」と頭がやばい人みたいに何度も呟いていると、前日何時に寝ても朝は普通に起きれる。
自信がない時は、鏡に向かってぶつぶつ呟く。
頭がおかしくみえる位でちょうどいいのだ。
二度寝の事は知らない。アレは交通事故みたいなものだから俺の責任じゃない。
朝起きて、窓を全開にして、暖房を全開にして、加湿器の設定湿度を少し強める。
窓の外。空はあおかった。青か蒼か碧か。
この前の朝もそうだったけれど、俺が空を見るとき、この色はまさしく○色だ、と言い切る事が出来ないのは何故だろうか。
手早く家を出る準備をする。
といっても、財布と携帯があればいつでも出れるのだけど。薄くすかすかの鞄にそれらを詰め込み、5時間狂った時計をはめる。
もともと時間を見るために買ったものでもないし、普段通りに行動できていれば時間を気にする必要は無いから、時計を合わせる必要なんてこれっぽっちもない。黒の文字盤に茶の皮ベルト、ここまでそろっていれば文句は言わない。時間までは望むまい。
ピンとした空気と、いつも目にする茶色の冴えないビル。そこに嵌る16個の窓。そのビルが倒壊する確率よりは、俺が先に死ぬ確率のほうが高そうだ。
日常の中で不変性が高いものと自分を強引にでも結びつけることは、俺にとって自分が変わってしまう事への一つのストッパーになる。
駅への道中は相対性理論の、なんだか俺には読めないこしょこしょした曲を聞いていた。
寝る前に流しておく曲かなぁ、とも思ったのだけど朝聴いた事はないから試してみたかったから。
やっぱりくすぐったい声だったけど、晴れの日、寒い朝、通勤中に聴くモノとしては結構良かった様な気がする。
俺はどちらかと言えばぎゃりぎゃり掻き鳴らして、内臓ごと吐き出すような声で叫ぶようなモノが好きなのだけど、憎からず思う彼、あるいは彼女に教えて貰ったものというだけで「それも悪くないかもな」みたいにカチカチとスイッチが切り替わる。
まぁそもそも、その最初の好みでさえ誰かから貰ったものだし。俺の好みっていうのは俺が好きだった、または好きである人間達の好みから成り立っているから不思議な事ではない。
池袋駅。
駅っていうのはせわしない。
どいつもこいつも、あと3時間で池袋は壊滅するから逃げ出さないと、みたいな焦れた空気を感じる。
大変だなぁ、と思いつつ電車へ。
あいにく座れなかったけれど、目の前のおっさんの帽子がおかしかったから良しとする。
座れない残念さは帽子のおかしさでチャラだ。
渋谷。
センター街前の歩道の白線は35本。のはず。
と思って今日もう一度数えたら35だった。まだ分からない。明日は36かも知れないし、来週は34かもしれない。
人でもモノでも何でも、なじみが無いモノはしっかり馴染ませてから日常に組み込みたい。
職場につき、Aちゃんにおはようという。
薄い色をした目で眺められただけなのだけど、今日は少し機嫌が良さそうに見える。
こいつ自殺でもするんじゃないのか、とも思ったけど流石にそれは無いだろう、と思い直す。
個人的には俺は、自殺をするなら気分がいい日にしたい。何か鬱々したモノに追い立てられて自殺とか、考えるだけで頭にくる。
なんでもそうだけど、何かを強制されるのは嫌なのだ、俺は。
PCの電源を入れる。
PCも人間も、寝起きっていうのはつついただけで死にそうな雰囲気だよなぁ。
そしていつもどおり喫煙所へ。社長は今日は寝坊らしい。大元だったらそうもいかないのだけど、社会のあぶれ者が集まるこの世界では時間は常にゆっくりなのだ。
大元の指示書だけしっかりこなしていればいい。
今日はいい日になると決めた。
結果的にいい日だと「分かる」んじゃなくて、事前に決めておく。
良い事があれば「やっぱりそうだったな」と思えるし、悪い事が重なっても「それでもいい日だ」と思えるかもしれないし。
自分の内面世界の事は悉く自分で決めていきたい。
他人に対してはさておき、自分に対してはそれくらいでちょうどいい、と俺はいつも思ってる。
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