- 名前
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- 10年ぶりに一人暮らしに戻りました。 一人は気楽でいいけど 時々、話相手が欲しくなっ...
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僕の歩く道・・・は、僕しだい
2006年11月29日 20:08
SMAPのクサナギくんが主演のドラマを見ています。
障害者(自閉症)の主人公が動物園の飼育係として
働くドラマです。
ドラマ自体はちょっとテーマが重いときがあるけど
毎週、それなりに楽しんで見ています。
ドラマを否定するわけじゃないけど
障害者と一緒に働くということについて
私が思ったことをちょっと真面目に書いてみます。
私は以前勤めていた会社で教育担当をしていました。
自分の所属部署に新しくアルバイトが入社すると
パソコンの操作や電話応対などを教える担当です。
7~8年担当して、2人の障害者を教育しました。
一人目は耳が聞こえない、聾唖の女性でした。
全く聞こえず、声も聾唖者特有の一本調子です。
彼女は、Macintoshオペレータとして採用されたので
私はMacintoshの操作を教えます。
彼女と正面を向いていれば、私の唇の動きを読んで
会話できますが、パソコンの操作を教える時、彼女は
パソコンに向いています。
採用時に聾唖であることは上司から聞いていたので
基本的なことについては、あらかじめ文書にまとめていましたが
細かいところはひたすら紙に書きます。
彼女も紙に書きます。
3週間の教育期間中、100枚くらいは書いたと思います。
彼女は必死でした。
聾唖であることをカバーするために、いろいろ努力していました。
たとえば、質問がある場合はあらかじめ紙に書き込んでから
持ってくるんです。
しかも、答えやすいように質問文が書いてあります。
はい・いいえ。とかで答えられるようにとかね。
採用から3ヶ月あまりで、彼女は優秀なオペレータに育ち
彼女ご指名で仕事が流れることもありました。
彼女と出会って一番ビックリしたのは
耳の聞こえない彼女が大型のバイクに乗ることでした。
維持費が大変で手放してしまったと言っていましたが
ツーリングが好きで、仲間と遠出するのが
楽しくて仕方ないんだと。
耳が聞こえないのにバイクに乗れるんだってことを
初めて知りました。
健常者より危険度は高いけど、注意して乗れば良い。
そう言って、彼女はニコニコとしていました。
ビール大好きな彼女。
時には、アルバイター同士で飲みに行ったり
カラオケにも参加したそうです。
(カラオケは一緒にいるだけだけど、
彼女は、彼女なりに楽しむみたいだ。と聞きました)
彼女との教育・仕事は、会話が筆談なだけで
いたって普通。
仕事内容においては、レベル高という評価です。
3年ほど一緒に働き、彼女は地元に戻って
再就職するということで、退職しました。
彼女の評価は高く、今後も障害者雇用を続けていくための
大きな礎になったのでした。
・・・つづく
このデジログへのコメント
小学校の時の友達を思い出しました。彼は耳が聞こえなかったのですが、よく遊びました。今何してるんだろう
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