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82歳の女子大生

2013年07月03日 00:07

この前の日曜日、岡山の某神社での儀式が終って、大阪に帰ろうと高速バスに乗ったら、さすがは日曜日の晩の便だけあって、満席だった。新幹線の半額だから、大学生くらいの歳の乗客が多い。多分、週末を岡山で過ごして、また大阪職場や学校に戻る人たちだろう。

僕も大学生の頃は金曜の晩の高速バス静岡の実家に行って、日曜の晩のバスで東京に戻るということをしていたから、何だかなつかしくなった。

でも、僕の隣に座ったのは60ちょい過ぎに見える、お上品な感じのおば様だった。なんでも、今年から大学の通信教育経済学を勉強していて、スクーリングで数日間、岡山に来た帰りだという。人生円熟期に入って、学習意欲旺盛。いいねぇ。

その時点で、何年も「気力が足らん」と大学院進学を先延ばしにしている僕は「見習わなくちゃなぁ」と感じ入ってしまった。

でも、話していくに連れて、とんでもない事実が判明した。

なんと、そのおば様、82歳だったのだ!

その昔、フジテレビ幼児向け番組ポンキッキ」が生み出した名曲「ハッスルばあちゃん」の一歩先行ってる人だよ。だって、この歌では78歳のばあちゃんが田舎から飛行機に乗って東京に来たってだけで騒いでるんだもの。
http://youtu.be/Xv-OKpfmcDM

でも、僕の隣のおば様は82歳で高速バスに乗って、大学のスクーリングに来てるんだよ。マジ、すごくね?

そんな人だから、とっても82歳にゃ見えない。白髪ではあるけど、お肌もきれいだし、声にだって張りがある。

大学で勉強したくなった理由は、終戦直後に家の事情女学校卒業まで1年残して退学しなければならなかったのが心残りだったためだそうな。

これまで元気でいた秘訣を聞くと、やはり、ちょっと前まで働いていて、仕事を辞めてからも太極拳だのコーラスだの忙しく過ごしてたという。やっぱり、忙しくして、他人との接触が多い人は老けないんだよね。

それと、悩み事を何でも仏様が引き受けてくださるという、熱心な信仰心

数年前に97で亡くなったうちの婆さんもそうだったな。結構な歳になるまで色んな団体の運営に関わったり、詩吟舞踊のサークルだのに通って忙しくしてた上、朝夕には仏前で長々とお経を上げる人だった。最後に病院に担ぎ込まれる直前までぴんぴんしてて、家事も結構こなしてたし…

82歳の女子大生岡山大阪間の3時間、楽しくおしゃべりさせてもらって、いっぱい元気をもらった気分になった。和服で厳粛な儀式に参列してどっと出た疲れも、大阪に着く頃には忘れてるくらい。

僕の歳じゃまだ、人生折り返し地点に到達したばっかなんだよね、と思うと何だか非常に若いような気分にもなった。

でも、健康にもっと気を使わなにゃ、とも思ったけどね…

隣がこのおば様より60歳若い女子大生だったら、どうだっただろう?うざいおっさんと思われないようにと、気ぃ使いまくって、大阪駅到着時には10歳老けた気分になってたかも知れない。

82歳の女子大生「ありがとう」と言いたい気分だ。

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