男性性と女性性 8

台湾国内の移動は
列車とバスでした
列車はディーゼル機関車だったかな
出身地九州の日豊本線と同じです
日本軍の台湾統治時代のを
そのまま引き継いでいたのかも知れません

お茶は大きめのガラスコップに
お茶の葉が直接入っています
？？と困っていると
隣の少し年上の若い女性が
手真似で其の儘飲むのと教えてくれました

暫く置くと葉が沈みお湯も飲みやすい温度になる
日本の様に熱いお茶を啜るのは出来ないけれど
解らなかったので始め飲んでいたら
周りの人達が彼女だけでなく皆んなで
親切に指摘してくれたのです

隣の女性はタイプでは無かったと思っていましたが
当時の私はストライクゾーンがとても狭かったと思います
おナニーのし過ぎなんですね、日本では毎日でしたから
今なら隣の女性はど真ん中
22,3でしたか、親切で知的大人っぼかったな

私が中国語出来なかったので
漢字の筆談でコミニケーションが出来ました

この漢字の筆談、それからはかなり役に立ちました

それから列車の中でよく若い女性に席まで来て話し掛けられました
「あなたは中国語出来ますか?」
No,と首を振ると、そのまま帰って行きます
最初意味が解りませんでした
何故皆んな同じ質問するんだろう？

だいぶ後になって彼女達から積極的なアプローチ
されていた事に気がつきました
九州では女性からされる事など殆ど無かったからでした
女は男が口説くもの女は待っている
何とも勝手な思い込みです
台湾女性はストレートでした
そしてサッパリしていました

台北の市場でも売り子の女性にアプローチされていました
翌日同じ店に行くと、おばさんが
残念あなたに会いたいと彼女が言ってた
今日彼女が居ないきっと彼女は泣いている
手振りで泣く真似をします
社交辞令や営業だと思いましたが
後で考えると
昨夜の彼女とのやり取り
とても楽しかったのでした
なんか沖縄以来私はモテるように成っていた様です

日月譚から阿里山に向いました
阿里山とは玉山、戦前は新高山、を望む観光地
あの開戦の暗号ニイタカヤマノボレの当時は富士山より高い日本一の山
その山を囲む景勝地で森林鉄道が有名です
とても珍しいロコモーション蒸気機関車が有るのです
台湾の魅力を教えてくれた先輩の一押しでした